消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

新人さん

2012-02-03 21:43:06 | 消防・救急
昨日の当番は3件、どれも夜から夜中の出場でした。

間に通信勤務もあったためにようやく布団に入れたのは夜中の3時過ぎ。しかし、それから1時間ぐらいでまた指令が入り、帰ってきたのは仮眠時間が終わる直前。

夜中ずっと眠たかったですが、太陽が昇ってくると体内時計がリセットされるのか、目は冴えてくるもんなんですね。

まぁ帰ってきてからはすぐに寝てしまい、夕方まで起きませんでしたけど…

ここまで眠れなかったのは久しぶりでした。


さて昨日の当番からなのですが、昨年4月に消防士を拝命した新人さんが消防署へ研修配属にやってきました。

年度末まで実際に消防署で勤務し、消防署の1日の仕事を覚えて行くもの。当直中はどこかの部隊に乗っていますので、災害があり出場指令がかかれば災害出場もします。

慣れるまではとりあえず消防隊、その後何当直かずつで救助や救急にも乗り、経験を積んでいくことになります。


昨日は消防隊での勤務だった新人さん。朝の引継ぎ時に反対番の職員に挨拶をして、その後は勤務交代の引継ぎ要領について学ぶ。

教官役の上司の指導の下、それこそ最初は手とり足とり教えるような感じ。その後に災害が発生しましたが、彼のこの時乗っていた消防隊は出場せず。

早速のデビュー戦とはならなかったようです。


救急隊で勤務することになれば私が色々と教える立場になるのでしょうが、昨日は日中色々とやらなければならないこともありまして、あまり構ってあげることはできず。

昼食の支度をする時間に少々話をしたぐらいでした。

大学を卒業して、1年間違う仕事をしていた新人さん。転職と言う形で消防士になりました。そう言えば去年同じように研修配属だった子連れルーキーも、前は違う仕事してたな。

彼はそのまま今の署に残り、正規の隊員としています。


そのまま時は流れて朝になり、勤務は終了。(新人さんの)災害出場はありませんでしたが、24時間にも及ぶ勤務を終えた感想を聞いてみたところ、やっぱり疲れたとのことでした。

夜は眠れた?と聞いてみたところ、やっぱり緊張で眠れなかったそうでした。

私にもそんな時期があったな…。(今はそんな緊張感はどこへやら?、笑)


彼の消防人生は始まったばかり。やるときゃやるが、抜く時は思いっきり抜く。24時間緊張しっぱなしじゃ疲れちゃうからね

そんなことも交えながら指導していきたいと思います。


明日は休み。

次男の予防接種のあと、ちょっと実家へ帰ります。