消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

閉じ込められた

2009-11-04 21:34:15 | 消防・救急
今日はお休み。日差しはあるものの肌寒い1日でした。

もう11月。だんだん冬に近づいていますね。

今日は朝からお出かけしたのですが、特に記事に書くようなネタもありませんのでお仕事のお話をします。


タイトルにもあるように、『閉じ込められた』事案。

ベランダに人が取り残されていると言う通報内容で救助指令。

消防隊の他に救助隊も出場、我々救急隊も出場。現場到着して要救助者がベランダにいるのを確認。受け答えはできるので意識は清明と言うことが確認できました。


詳細を聴取していくと、ベランダで母親が洗濯物を干している途中子供が鍵をかけてしまい室内に入れなくなったもの。結果的にベランダに閉じ込められてしまった事案でした。


とりあえず生命の危機に瀕しているような緊迫した状況ではないので、なるべく破壊することを考えずに救出(解決)する方法を考える。

三連梯子を使ってベランダに進入するも子供は泣いている。鍵を開けてと言ってみるも理解できないようで解錠不能。

現場はオートロックマンションのため玄関ドアには容易に行けない状況。同じマンションの住人に事情を話してオートロックは開けてもらいましたが、玄関ドアも施錠されていました。

閉じ込められていた母親が旦那様の携帯電話番号を覚えていたため、連絡を取り帰ってきてもらい、鍵を開けてもらって救出完了。要救助者も負傷等ありませんでしたので不搬送となりました。


実はこの手の救助事案、わりとよくあるのです。

私が消防隊だった頃にも、救急隊になった時にも同じような事案に出場していますし、他署管轄の事案でも同じような事案の無線をわりとよく聞きます。

子供は何をしでかすか分かりません。興味本位で色々イタズラをしたりします。

小さい子供がいる家庭であれば、もしかしたら起こりうるような事案を紹介しました。お気をつけ下さいね


なんて言ってる我が家もイタズラ小僧がいるので気をつけないと…


明日は仕事です。