紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

2020 酷暑の畑で

2020-08-16 19:35:39 | 染料栽培
「蓼藍の収穫」
長い梅雨が明けてから、一転して雨らしい降雨がない。
既に2週間経過して水不足が心配になってきた。


蓼藍の種を絶やさない為に毎年わずかに育て続けている。
昨年栽培した場所から発芽してきて梅雨時に藍の葉は大きくなった。


少し種を播いたので午前中に刈り取る。即、並べて乾燥する。

夕刻裏返してみると、少し緑が残っていた。
翌日昼にはカラカラに乾燥。昨年より多い収穫である。


10年前この畑を借りた時、畑の半分が蓼藍の栽培であった。

染色物の整理で藍染の手拭いがたくさん出てきた。
すっかり染料栽培農家の日々となり、藍染に腐心していた頃が懐かしくなってきた。


日本ムラサキは元気である。
しかし35°Cを超える日々が続くと、給水作業必要となって来る。
ブルーシートを波板仕切り線まで戻す事で、何とか堪える。
自宅の雨水タンクは間も無く空になってしまうだろう。
近くを流れる小川の水音も途切れ途切れの小さな音になってしまった。

「かみだのみ すればするほど うらみぶし」


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 http://www.sikon.sakura.ne.jp/pg135.html 

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3 コメント

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Unknown (山田)
2020-08-18 00:11:08
お久しぶりです。今春にムラサキの種を購入し、播いたものです。
群馬でも酷暑がつづきます。苗から畑に移植したものは、土が合わなかったのか半分が枯死してしまいましたが、半数はすずやかに花を咲かせています。
コンテナ栽培のものは、プラ波板の屋根下で適度な水分管理のもと着実に成長し、開花しました。
長梅雨による日照不足、梅雨明けの日照りと猛暑。植物には過酷な自然環境ですが、ムラサキのたくましさと可憐さに、心を奪われます。
ブログを楽しみに拝見させていただいています。残暑が続きます。お体ご自愛ください。

紫の白き花をばのぞき見てまだみぬ紫根のうつくしきかな
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コンテナ栽培について (佐藤)
2020-08-18 15:15:39
Unknown(山田)様
梅雨時の長雨には困惑しました。「屋根を作る」と言う対処法を書き残した方がおりましたが、設置方法は考え及ばずハウス栽培なら、と諦めておりました。その長雨時期にグングンと生育しました。コンテナ栽培法は不明ですが、できたらご紹介ください。今は渇水状況に近く、紫根はこの状況で赤くなるのではと密かに思っております。地上部の生育を見て紫根の生育が分かると良いですね。
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コンテナ栽培について (山田)
2020-08-18 23:21:17
佐藤様
コメントありがとうございます。

コンテナ栽培は、収穫用メッシュコンテナ(約45ℓ)の内側に、空いた肥料袋を張り、底部に段ボールを敷いています。
そこに、赤玉土+腐葉土+鹿沼土を混ぜたものを充てんし、苗を植えました。
土の深さは、40~45㎝と若干不十分であり、収穫時にどうなるか?と考えています。
半透明の屋根下なので、日光は適度に当たり、雨は降りませんが、水分管理によって根腐れを予防できる点は有効かと、現段階では考えています。
土壌の状態は、それぞれの栽培地によって大きく異なり、栽培に有利な土と、不利なものがあるように思いますが、赤玉土などであれば、全国どこでも購入可能であり、気候の条件を満たせば土地を選ばずに栽培が可能になるかもと考えています。

当方、ムラサキ栽培は超初心者でありますので、種や紫根の収穫を経なければ、なんとも言えない状況です。
こちらの栽培状況に進展がありましたら、またご連絡させていただきますね。
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