それでも僕はテレビを見る

社会‐人間‐テレビ‐間主観的構造

ライブ雑感

2010-04-01 22:30:53 | 日記
昨日、友人のライブに行った。

これまで留学準備やら何やらで行けなかった友人のライブ。ここだ!と思い、行く。

会場のお店はとても雰囲気が良く、また来たいなあと思うほど。

お客さんはその友人の友人たちで結構埋まったのだけど、お店の売上には大いに貢献したんじゃないかなあ。えらいねえ。

写真撮影を友人に頼まれ、自分なりに頑張る。出演者の邪魔をしないよう細心の注意を払い、それが功を奏したらしい(本当なのか、お世辞なのか)・・・。ともあれ、よかった。



演奏内容もとても良かったです。

音のチェックの時の演奏は、ほんのちょっとの間だったが、心にストレートに入ってきちゃって、「これはやばいなあ、泣くなあ、来てよかったなあ」というレベル。

本番、ふたりは予想外の客の多さも手伝ってか、ガチガチに。最初、呼吸がなかなか合わず、かなり苦戦を強いられている様子だったが、徐々に調子が合ってきて、とっても良かった。

ライブを通じて、ギターの深さを知る。ギターは通常バンドならば他の楽器がこなすはずの役割を野心的に同時にこなそうとしており、驚嘆する。

そして、何より歌がうまい。ボーカルがいい。

オリジナルの完成度もなかなか。歌詞も曲も本当に良くできていた。すごい。

両者の実力はすでに相当なので、曲の構成などは、これから自然と工夫されていくだろう。今はまだ、それぞれが前提とするリズムがかみ合っていなかったり、メロディの展開がうまく相互作用していない個所があるが、それも無くなって、「化学反応」が一層進んでいくだろう。

ボーカルと伴奏楽器の相互作用は、歌ものの醍醐味だ。しかし、それは楽器同士のそれとは大いにことなるため、なかなかつかみにくい。しかし、歌ものの伴奏ばかりやっている楽器奏者というのは、伴奏は知っているが化学反応が弱すぎる。

その点、このバンドが面白いのは、ギターがそれまでジャズバンドで演奏してきたということであり、そこに化学反応の可能性が大いにある。ことによると、ボーカルもまたボーカル自体が持つインストゥルメンタルの可能性を検討してもいいのかもしれない。

僕が最も勉強になったのは、静かなで短い曲でも、たくさん人を感動させられるということ。

僕がそこで感じたのは、音や言葉が人の心のなかに入るのがゴールだとしたら、その扉を全力でドンドン叩いて入るのも、静かにゆっくりドアを開けるのも、その結果は同じことだということである。

伸びしろがまだまだあるバンドだなあと思うと、これからが一層楽しみである。



そのあとの打ち上げ的な飲み会はとても楽しく(上に書いた話をギターの人としたり、それぞれの過去やら音楽趣味についてちょっと聞いたり)、また一緒に飲めたらなあと思うメンバーだった。人柄が最高!

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
きゃあ (いっく)
2010-05-02 23:28:34
今見ました(゜o゜;)
ライブの感想、とっても参考になります。
まずは緊張しない!という基本から…でも本当に、もとみちさんに聴いてもらえて心底、うれしいです。
北川くんともとみちさんにはお似合い(?)ですよね♪またみんなで飲めたらいいですねー。
今度はいつ帰国でしょうか?ぜひまた会いましょう!
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Unknown (motti)
2010-05-08 20:14:23
本人に読まれるのもなんですなあ。
でも、観客としては書いておかないといけないしねぇ。
コメントありがとう。
9月にまた一時帰国します。
ぜひぜひまた飲みましょう!
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Unknown (ikku)
2010-05-08 21:02:44
9月ですね!
近くなったらぜひとも、ご連絡ください!
たのしみにしています。
いろいろお話しましょう~。
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