それでも僕はテレビを見る

社会‐人間‐テレビ‐間主観的構造

林に入ったはいいけど

2012-06-02 14:20:33 | イギリス生活事件簿
小さい頃、父は僕をよく近所の林に連れて行ってくれた。

父も僕同様に方向音痴だったが、林や山のなかは小さい頃から歩き慣れているらしく、さささっと入ってさささっと帰ってくる。

僕はその父に連れられて、いやいや林のなかを歩き、いやいや藪や茂みを越えたりしていた。

結局、僕は父のような林での方向感覚を獲得しなかった。



僕が住んでいる地域は林が沢山あり、そこはハイキングコースになっている。

どういうわけか、今日はKさんとハイキング。成り行きで男ふたりで歩くことになった。

前回後輩と歩いた道を歩き、さらに新しい道を開拓しようとするが、なぞの行き止まりにたどり着く。

行き止まる面白さ。

長時間歩くことも悪くない。

と思って帰ってきて、お茶一服。



今日は良く運動したなあと思いつつ、Kさんが帰ったあと部屋でリラックスしていると、

バレが部屋に来て、「マルコがラケルと歩いた公園行くんだけど、一緒に来れる?」

と言うから、一緒に行く。

また僕が道を先導することに。

先週長時間歩いたために体もずいぶんと歩き慣れてきていて、程よく元気。

ラケルと行ったから大丈夫だと思って、林に入る。

しかし方向音痴とは恐ろしいもので、途中で道が分からなくなる。

林に入って道が分からなくなるというのは致命的。

やべーー、右と左どっちだーー。

右は間違いなく、自分たちの家の方向。

ということで右に曲がったよ・・・。



ラケール、ラケール、早く帰ってきてーーー。

一緒に来てー。

大自然の少女ー。

シルビアが途中で突然軽く嘔吐。

え!?大丈夫!?どうした!?

シルビア、「大丈夫。」

マンマ、軽く笑う。

バレ、「シルビアって強い!」

いやいやいやいやいや、強いのか?大丈夫なのか?

いよいよハラハラする私。

早く帰りたいけど、最短距離の道が分からない。

そうこうして、なぞの集落に到着。

イタリア人一家、イギリスの民家に喜ぶ。

写真を撮る。が、気が気が出ない私。



そのまま進んでいくと、ようやく知っている場所に出た。ここで折り返しだ。

あぶねーーーー、イタリア人一家をとんでもない所に連れてくところだったーーー。まじで緊張したーーーー。

ちょっと遠回りしてたーーーーー。

もし曲がって無かったら、とんでもないところ行ってたーーーー。

帰り道、また分からなくなる。

が、なんとか最初の場所に戻ってきた。

めっちゃびびったーーー。