森男の活動報告綴

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森男の「それがどないしてんニュース」(2019年2月号)

2019年02月10日 | 雑記
今回は「それがどないしてんニュース」の第2号です。要するにコネタ集です。日常の中で個人的に「おお!」となったネタを思いつくまま書き散らし、最後まで読んだ人は「それがどないしてん」とつっこむしかないような内容(シャレ)となっております。あらかじめご了承下さい。

上のイラストは今年の寒中見舞い用に描いたものです。昨年末はいろいろあって年賀状が出せなくて、寒中見舞いとなってしまいました。しかも、寒中見舞いの時期を過ぎちゃったという。年賀状を送ってくださった皆様、届きましたでしょうか?ほんとにすいませんでした。うーん、それにしても貧乏臭いイラストですねえ。でも、自動的にこういう風になっちゃうんですよねえ。「昭和大好き!」ということで、、、。

●自転車が直った

20年ほど前に買ってずっと愛用していた自転車が数年前に壊れてしまい、そのまま放置していました。後輪の軸がいきなりロックして、動かなくなっちゃったんですね。気に入っていたので処分する気にもならず「いつか修理に出そう」と思いつつ、ほったらかしになってたのです。

で、先日意を決して近所の自転車屋さんに持っていきました。数年放置して各部がガビガビになっていたこともあって、修理見積もりは機関部だけで3万円! 普通に新車が買える値段です。思いっっつきり悩みましたけど、お願いすることに。

しかし、故障箇所が案外単純なパーツ交換ですむところだったので、結果的には見積もりの半額以下で直りました。1万4000円也。機関部の修理だけじゃなくて、ブレーキワイヤーと後輪のタイヤとチューブの交換込みなので、かなり安価な修理となったのです。あー、よかった。とはいえ、この値段でも新車が買えるので、安いといえば安いけど、高いといえば高いです。もったいないと思わないこともないです。

でも、この自転車に乗ってあちこちに行った思い出とかは、この自転車を処分しちゃうとまあほぼ失ってしまうんじゃないかな?と。乗り続けてたら、ふと「ああ、これに乗ってあそこに行ったな」とかを思い出すんでしょうけど、処分しちゃうと思い出すきっかけ自体がなくなるのです。つまり、思い出を一緒に処分することでもあるわけです。そう考えると、こっちの方がメチャクチャもったいないんじゃないか、という気がします。

モノより思い出、というコピーがありましたけど、モノとつながっている思い出もたくさんありますからね。修理不能なものは捨てても仕方ないとは思うのですが、何とか修理できるものは直して使い続けたいものです。

と、偉そうなことを書きましたが、それならもっと早く修理に出せよ、って感じなんですけどね(笑)。錆とか汚れが酷いので、もうちょっと綺麗にしてあげようかなと思ってます。それにしても、ガビガビの自転車を嫌な顔ひとつせず、丁寧に修理して下さった自転車屋さんには感謝の言葉もありません。何も言われなかったので気が付かなかったのですが、スポークも1本新しいのに替えてくれてました。いやー、ありがたい、、。

●古銭がたっぷり

経緯は省きますが、古銭や記念硬貨が入った小袋をもらいました。袋を開けて中身をザラっと出してみたら「まあなんて素敵!」とうっとりしてしまいました。古銭はええですねえ、、、。

貴重なのもあるみたいですけど、私は好きなだけで全然詳しくないのでニヤニヤと眺めてるだけであります。一円銀貨は特に貴重っぽいんですけど、どうも後で磨き粉的なもので磨いたらしくて傷が多く、価値はそれなりっぽいです。東京オリンピックの1000円記念硬貨も未使用品は高価らしいんですが、黒くなっちゃってるので、これまたそれなりかなあ、と。こういうのって、売値を見て「価値がある!!」って思っちゃうんですけど、多分買い取り値は古本とかと同じで格安でしょうからねえ、、。まあ、売るつもりもないので、大事にとっておきます。

それにしても、明治28年(1895)年から日本のあちこちを転々としていたものが、今手元にあるってのは実に感慨深いものがありますね。銀貨だからなのか、指ではじいたら「ピィーン」と清んだいい音がするのもええです。

終戦直後の1円とか5円とかはほっこりしますねえ。1枚だけ、戦中の10銭硬貨(昭和19年)がありました。うーん、ええですなあ、、。

●いまさらびっくり

ジャガーバックスの「戦車大図鑑」が、比較的安価で(1000円)綺麗なのがオークションに出てたので買いました。「プラモ世界の戦車」は数年前に買ったもの。

両方とも、小学生低学年のころに買って何度も何度も何度も(いや、ほんとに何度も)読んだ思い出の本なのです。でも、大きくなって実家を出る際に処分してしまったんですね。こういう本たちって、見かけると懐かしくなってつい買ってしまいます。

以前「ドイツ機甲軍団」などのことを書きましたが、ジャガーバックスにはほんとお世話になりました。子供が知識を得る取っ掛かりとしては最適なシリーズでした。

「戦車大図鑑」はなんかいろいろとクロい本で、戦車の歴史から始まって、車体の構造、戦場での運用法まで解説されてます。運用法のページのイラストは、各軍の教則本から転載してるっぽいです。うーん、クロいなあ、、。それにしても、子供に「戦場における戦車の地形の利用法」を教えてどうしようというのか、、。でも、ちゃんと覚えましたけどね。

「プラモ世界の戦車」はタイトルどおり、プラモの戦車キットのガイド本みたいな内容です。キットと実車を1ページごとに紹介しています。メーカーはタミヤ、バンダイ、トミー(イタレリ)なんですが、タミヤ以外のキットは店頭で見たことがなく、Ⅰ号戦車とかカチューシャトラックとかは「ほえー。こんなキットがあるんだ。いつか目にしてみたい(買うことを想定してないのが悲しい)ものだ」と感慨深く読んでましたねえ、、。

自転車の話じゃないですけど、こういうのも今本をみることで、当時の気持ちがパッとよみがえってきます。これまで本はいろいろ処分してきましたが、子供のころのあれやこれやだけは捨てるんじゃなかったなあ、と後悔してます。ジャガーバックスだけでなく、記憶に残っている本はいくつもあるので、また見掛けたら入手したいなあと思ってます。でも、図鑑はじめ児童書の類って、ボロボロになるまで読み込まれるからか、まあ出てこないんですよね。うーん、ほんと後悔。

で「戦車大図鑑」の奥付けを見てびっくり。要するに、カンプグルッペジーベン(伝説的AFV模型サークル)の方々には子供のころから知らず知らずお世話になってたわけです。なるほどなあ、、。

防衛庁とか各国の大使館とかが協力してるのも、なんか凄いですね。今ならダメかもですね。

ジャガーバックスの中では一番読み込んだ「ドイツ機甲軍団」を紹介したエントリーはこちらです。よろしければどうぞ。今読み返しても無駄に熱いです(笑)→https://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/606d45eecbd171edfd50071469e39e50?fm=entry_spawp

あと、余談ですが、本を開いた状態で押さえる文鎮としては、トイガンが重さといい形状といい、意外と便利ですよ(豆知識)

●これまたびっくり

黒田硫黄氏の新刊「きょうのカプセル」(講談社)を買いました。読んだら「茄子」(同)が読みたくなって、読みました。「茄子」はほんと面白い漫画で、何度も何度も読み返してます。なんつーか、傑作ですね。

で、2巻の最終話「電光石火」(高橋さんが、アホっぽい2枚目の桑原君に口説かれる回)を読んでたら「んんっ?」となりました。高橋さんの従兄弟と、軽音楽部の部員のキャラを描いたのは、どうも小田ひで次氏っぽいんですよね。

これが188ページの中段のコマの一部を模写したもの。あまり上手く模写できませんでしたが、これはまあ間違いなく小田氏のタッチです。

いやー、これまでまったく気が付かんかった、、、。なんちゅうか、2人とも好きな漫画家なので、嬉しかったですねえ。探してみたら他にもあるかもしれません。次読み返すときの楽しみに取っておきます。そういえば、「ユリイカ」の黒田氏の特集に、小田氏が黒田氏のアシスタントをしていたときの漫画を描いてますね。あと、1巻に出てくる「小田書店」(高間センセイが上京した際に立ち寄る古書店)は小田氏の実家が書店だったのでそうなったとか。店主も小田氏がモデルですね。

「今日のカプセル」はとてもいい本でした。黒田氏はほんと凄い人ですねえ。例えば「特品ビーム課長」は「SF」「超能力」「不条理生活ギャグ」などなどに分類できるんですけど、そういう枠組みに全然収まりきらない、かなり変な作品です。でも、漫画して実に面白い、という。つまり、ただただ「黒田硫黄」というジャンルがある、ということなんだろうなあ、と。「タイトルを見て、内容をぴたりと推測できる人は間違いなく皆無」という点でも、この人がいかに凄いかを証明しているような、、。

で、なんで森薫氏の「エマ」4巻が写ってるのかといいますと、177ページ下段のコマのメイドは、福島聡氏が描いたように見えるんです。このころ、森(画)・福島(原作)の「すみれの花」という短編があったので、多分そうじゃないかなー、と。これはアシスタント、というよりはカメオ的な出演(というかなんというか)でしょうね。こういうのを見つけると、得した気分になりますね(笑)。「茄子」ともども本をお持ちの方は見てみてください。

●マルイのモーゼル

マルイの作るモデルガン・モーゼルM712をネットオークションで落札しました。

完全未開封じゃなくて、一部開封済みという状態だったので、安くもなく高くもなく、ほどほどの値段でした。でも、まあ新品に近いので満足です。LSのモデルガンのようにそのうち出なくなるだろうし、出ても高くなるでしょうから、買うなら今くらいしかないかなあ、と。

昔の話ばかりで恐縮ですが、これは私が初めて買ったモデルガンなんですね。小4の頃でした。ずっと欲しかったのでニコニコなのであります。いやー、このパッケージはほんとたまらんです。金属部品が多いので、箱を持ったときのずっしり感も最高です。子供のころ、店頭でこれを棚からドキドキしながら引きずり出したときのことを思い出した、、、かというと、それはあんまり覚えてないです(なんやねん)。

しかし、でも、まあ、なんですね、自転車の修理と違って、「買ってどうするよ感」が半端ないですね。でも、まあ、もう買っちゃったんだから仕方がないですね。

というわけでおしまいです。いやー、今回も「それがどないしてん!」って感じでしたねえ、、、。あ、でも自転車の修理とかモーゼルとかは、独立したエントリーで書いてみたいなあと思ってます。

●最後に告知です。これは「それがどないしてんニュース」じゃないです(笑)。

「第19回中四国AFVの会」の細かなスケジュールが決まり、ポスターも出来ました。4月14日の午前10時からとなってます。有志テーマは「温故知新・昭和のキット」です。



中四国地域のAFVモデラー有志による、模型展示会&コンテストです。私はイラスト描きなどで毎年お手伝いさせてもらってます。戦車模型が好きな人が集う、とても和気あいあいとした会です。見学のみももちろん大歓迎ですので、興味のある方はぜひおいで下さい。

というわけでまた。





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