森男の活動報告綴

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シャール2C モンモデル 1/35 CHAR2C MENG MODEL (その2 完)

2014年11月01日 | AFVの模型
シャール2Cの2回目です。

前回書きましたが、シャール2Cはちょっと気の毒な戦車です。なので、模型の世界くらいでは活躍してもらおうと思い、迫力のある強そうな印象の構図にしました。「ドイツ戦車を圧倒するシャール2C」といった感じ。

まあでも、ほんとならこういう状況にはまずなりませんね。シャールのスピードはかなり遅い(時速15キロ)ので、こうなるまでに普通相手が気付きますね(笑)下部の転輪は、サスがあるのかどうか、こういう状況の時可動するのかどうかよくわかりませんでした。なのでそのままにしています。

気の毒な戦車のために可哀想な目にあうⅠ号戦車はドラゴンのA型。

このキットは各ハッチやクラッペが別パーツで、戦闘室や機関部も恐らく実車どおりの分割。なので、申し訳ない気もしますがこういうクラッシュモデルには最適です。フェンダーも薄いので、手やプライヤーで曲げれば簡単にダメージが表現できます。塗装は、クレオスのジャーマングレーに白や青を混ぜて明るくしています。ジャーマングレーはちょっと明るくて青っぽいほうが好みです。

しかし、ほんとのところ「戦車に踏まれた戦車はどう壊れるのか」はよくわかりません。物は基本的に弱いところから壊れていきますから、戦車の場合なら装甲板で構成された車体より先に、まず車軸類が折れ曲がるのではないかと思い、そうしました。これ以上圧力がかかると、次に装甲板の溶接が割れ、車体が潰れるのではないかと。でも、Ⅰ号戦車クラスの車両でも、何トンの圧力がかかるとぺったんこに潰れるのか、ちょっとわからないですね。まあ、わかっても仕方がないんですが。

超大型のプレス機があるとして、ティーガーとかヤークトティーガーとかをつぶしてみたら、どういう風に潰れていくんでしょうね。ちょっと想像できません。そういえば、モリナガ・ヨウ氏によるWTMのヤークトティーガーの解説漫画で、街中で破壊されたこの車両が、戦後じゃまなのでどかそうとしたけど無理で、仕方なく溶接でバラバラにしたとありました。砂漠に放置されている戦車の写真とかでも、パーツを全て外されたドンガラのものが多いのもそういうことなんでしょう。

ま、要するに戦車というのはつぶしがきかないということなんでしょうな。(座布団持ってって!)

フィギュアは、タミヤやドラゴン各社の寄せ集め。
ベレー帽はエポパテで。お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、ほんとなら、逃げる時はこういうポーズはしませんね(笑)。漫画的表現です。ヘッドホンも外れかけてる風にして付けたかったのですが、時間切れでした。

このジオラマ(というかヴィネット)は元ネタがあります。モデルグラフィックス(※記事を切り抜いているので、掲載号はわかりませんでした。すいません)の土居雅博氏のタンケッテと35(t)の作例です。強い(とされている)ドイツ軍の戦車が、弱い(とされている)ポーランド軍の戦車に負けているという構図はとても新鮮でした。逃げる情けないドイツ戦車兵もインパクトがありました。ドイツ兵って、カッコよくするのが前提みたいな感じでしたから、目からウロコでした。こうやってみると、元ネタにさせていただいたことがわかっていただけるのではないかと思います。土居氏にはこの場をお借りして、無断拝借をお詫びするとともに、心よりお礼申し上げます(事後報告で申し訳ないのですが、、、)。

で、35(t)はフェアリーの製品ですが、これまたインジェクションキットになってますね。タンケッテもキットになってますね(出来はアレみたいですけど)。ほんと、いい時代です。でも、高価なガレージキットをヒイヒイいいながら買ってたころは、あのときはあのときでよい時代だったように思います。あ、次はその辺を書こうかな、、。自爆ネタだよな、、、。

あと、ホビージャパンの作例なのに、モデグラの話ばかりでほんと恐縮です。ほんとすいません。まあでも、当ブログは私個人の趣味遍歴を書く場所でもありますので何卒ご了承下さい。で、このシャール2CとルノーFTの作例が掲載された「ホビージャパンムック 戦車模型製作の教科書 MENG編」は絶賛発売中です!!!よろしくお願いします!!!

というわけでまた。





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