森男の活動報告綴

身辺雑記です。ご意見ご感想はmorinomorio1945(アットマーク)gmail.comまで。

「風立ちぬ」を観てきました

2013年08月04日 | 雑記
今日「風立ちぬ」を観てきました。ネタバレもあるので、これから観るつもりの方はパスしてください。



いいですか?


いやーっ、なんといいますか「ほん、、っっっとに宮崎駿のファンでよかったなあ」と思いました。考えると、もう30年近くも宮崎氏のファンなんですけど、そういうのを自覚して満足できた映画は初めてでした、、、。

映画についてはこれまで通り、あれこれなんやかんやどうこういう人はたくさんいるようです。でも、ほん、、っっっとに申し訳ないのですが、日本の航空史の最低限の知識がない人の批評はマジで無効です。いや、マジで。

私もそんなに知識があるほうではないのですが、それだけは断言できます。そういう意味では、観客を選びまくるめちゃくちゃひどい映画です(笑)

例えば、96式陸攻の重慶爆撃のシーンが出てきますが、あの短いシーンを見て、あれが重慶爆撃だとわかった人はどれだけいるのか、、、。96式陸攻は、映画のセリフにあったとおり防弾設備がないために、中華民国空軍の戦闘機による攻撃で被害が続出しました。で、その96式陸攻を支援するためにデビューしたのが零戦だったんですね。同期の仲間が設計した非力な爆撃機を、堀越氏の零戦が守ったという、映画では語られていない物語がある訳です、、、。

でも、こういうこともそれなりに掘り下げた知識がないとわからないわけで、ほんとに地雷な映画だなー、と思います。

まあ、映画についてはほかにいろいろ語りたいこともありますので、おいおい書かせてもらえればと思います。

まあ、でもラストに零戦が登場して、パイロットが敬礼したときはマジで泣きそうになりましたよ、、、。

「一機も帰ってきませんでした、、、」ってか!!!! ガオーッ!!!




それでは。

追記 ちゃんとした感想を、ここに後日書きました↓。よろしければお読み下さい。
http://blog.goo.ne.jp/morio1945/d/20130813



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アオシマのバッファロー(その1)

2013年08月04日 | 飛行機の模型
アオシマのバッファローが大体できてきました。

なんだかんだで、ここまででほぼ半年かかってしまいました(汗)

マーキングは手描きです。ハカリスティ(卍のマーク)くらいは、マスキングでエアブラシしたかったんですが、マスキングがめんどくさいのでずぼらしました(笑)。なので、いびつになってしまいました。

機番は「オレンジの9」のハンス・ウィンド大尉機。ほんとは「みんな大好き・アンラッキー・カタヤイネン軍曹」機にしたかったんですが、カタヤイネン機はハゲチョロが激しすぎて、一般的なバッファローのイメージからちょっと外れるのでパスしました。全てのマーキングはクレオスのラッカーで描いて、ムラ消しのためにクリアーを一度吹いて簡単に研ぎだしています。

迷彩はグリーンと黒のようですが、黒だとこのスケールだとちょっとキツすぎるかなと思ったので、ブラックグリーンぐらいでとどめてます。

基本塗装と工作が大体終わったので、ぼつぼつ汚し塗装に入ります。基本油彩でやっていくつもりです。ちょっとやってみたところ、戦車同様、自分のイメージに近い感じにできそうなのでこれからが楽しみです。

ところで、このフィンランド空軍の卍マークですが、ナチの卍とは無関係です。1918年、フィンランドの独立戦争に、スウェーデンの貴族・ローゼン伯爵が自家用機で応援に駆けつけました。このローゼン家に代々伝わっていた幸運のシンボルがこの青卍で、伯爵は飛行機にこのマークを描いて参戦しました。それ以降、フィンランド空軍はこのマークを国籍標識として採用したんですね。

第二次大戦で、フィンランドはドイツと組んで枢軸側で戦ったので、どうしてもナチの卍と関係しているように思われてしまうようです。戦後、連合国側からクレームがついたようで、以降は白地に青の二重丸マークに変更されました。経緯からしてまあ仕方なくはないのかもしれませんが、隣国の独立のために一肌脱いだローゼン伯爵や、それを歓迎したであろうフィンランドの人たちの想いを汲んであげてほしかったなあと思わないこともないですね。

ちなみに、ローゼン伯爵の息子は、第二次大戦でソビエトがフィンランドに侵攻した際に、これまた自腹で輸送機を爆撃機に改造して、応援に駆けつけています。さらに戦後、ナイジェリアからの独立を目指すビアフラを支援するために、軽飛行機でまたまた応援に駆けつけました。あと、ハマーショルドの専属パイロットだったこともあったそうで、かなり優秀なパイロットだったのでしょう。

基本的にローゼン家は弱いものイジメが大嫌いな家系のようで、いずれの戦争も誰にも頼まれもしないのに勝手に駆けつけているのがほんとに偉いなあと思います。こういう貴族(騎士的といってもいいですね)が、つい最近まで実際にいたんだなあと思うと、感慨深いものがありますね、、、。伯爵は1977年、エチオピアで難民の救援飛行をおこなっている最中、地上でソマリア人ゲリラの襲撃にあい、「戦死」しています、、、。

国籍マーク一つとっても、こういうドラマがあるんだなあと思うと、襟をただして、今後はきっちりマスキングしていきたいものです(あれ?)。

まあ、それはさておきほぼできてきたのはうれしいですね。モーターでプロペラを回すと、とてもイイ感じです。下界の汚さを忘れてしまいますねえ。

で、お気づきの方はいらっしゃらないかもしれませんが、カメラが変わりました。奥さん所有のあまり使ってないデジカメ「EOS・Kiss」を試してみたら、結構いい感じに撮れることが判明しました。マニュアルモードも使いやすく、接写も問題ないようです。

マーダーの二人組みも、ちゃんとアップで撮れます。この間の写真と比べると、解像度が段違いですね。

市子ちゃんも、まつげまで写りました。ううむ、凄いな、、。

今後、過去の作品も、アーカイブとしてぼつぼつあげていこうと思います。

というわけでまた。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする