~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

嬉しい気づき

2011-06-30 17:04:22 | 日記
ブログをやり始めた時、パソコンの前に座ると、自分の思いと

キーボードを打つという行為が繋がらず、下書きを書いてから

打ち込んでいました。私のブログを読んだ出版社の方に、

「直さん、下書きをしているでしょ」と、見事に見破られて

しまいました。

でも、いつの間にか下書きなしで打ち込めるようになり、時間の

短縮になったと喜んでいました。

それが、パソコンが使えなくなり、FAXで文章を送るのに、

久し振りに下書きをしてみると、自分の思いをパソコンで

打つのとは、全く違う感覚があることに気がついたのです。

言葉と自分との間に、いい距離があるのです。

自分の考えや思いを見つめ、反芻する時間があり距離があるのです。

私は、これが好きだったのです。

大好きな手紙がメールに替わり、速く便利になったのに、

何か大切なものを置き忘れている気がしたのは、自分の紡ぐ言葉を

見つめる時間だったのですね。

便利さを追求した生活が潤いを失っていくのは、無駄と思える行為の

中にある豊かな時間を忘れているからなのかもしれません。

初女先生のあの美味しい、深い優しい味は、決して手を抜くことのない

どこまでも丁寧な調理にあるのです。

パソコンの故障が大切な気づきを私に与えてくれました。

梅雨空に見つけた青空のような、嬉しい気づきとなりました。
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2 コメント

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再生 (mari)
2011-07-06 22:48:58
直さんのパソコン故障中なのですね。

個人的な話で恐縮ですが、鎌倉のおむすび講習会の翌日に台所で人参を切っていて、誤って左手の薬指の先をわりと深く切ってしまいました。
病院で縫ってもらい、抜糸まで10日ほどかかって、いままだ傷跡が残っているのですが、一皮剥けて新しい皮膚、指先が生まれつつある感じです。

講習会で教わった、人参の皮をピーラーでなく包丁でむいてみたのです。
でもうまくゆかなくて、四苦八苦してなんとか皮をむいて、その後千切りの作業をしながら、やっぱり粗忽者の私に、佐藤先生や講師の児玉さんのような真似は無理、などとぼんやり思っているときに、人参をおさえるために添えていた指に気付かず怪我を。
(佐藤先生に笑われそうですが…)

怪我はもちろん私の不注意によるものなのですが、昨日再生しつつある、いまだエンゲージリングをはめたことのない左薬指を見て、もしかしたら”女性性”のようなものを再生せよという暗示なのかな…なんて思ったりしました(痛い暗示ですが…)

以上、直さんのパソコン故障の記事から連想したことでした^^

暑さ厳しき折、ご自愛くださいませ。
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大丈夫ですか (山 すなお)
2011-07-07 22:10:43
mariさま

大丈夫ですか、私の方はやっとパソコンが直り

ました。まだ2年も使ってないのに、液晶が壊れ

なんと6万かかったの。がっくりです。でも、もっと優しく使わなければと反省しました。

mariさん、いきなりあんなに薄く包丁で皮をむくのは難しいですよ。
でも、ニンジンが痛くないようにって思って剥いていけば、きっと出来ますよ。

大丈夫ですか?気をつけてくださいね。    
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