~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

苦しい時に

2015-01-13 22:26:13 | 日記

友人から、どうして何事もなく行く人と、次々困難が来る

人といるんだろうと聞かれ、ふとキュブラーロスの言葉が

思い出されました。

癌になって死が迫っていた子どもが、ロス先生に

どうして自分は癌になったんだろうと聞いた時、

キュブラーロスは、「神様は小学生の子に中学生の

問題は出さないわ。」と、こんな風に答えていました。

ロスの本を読んでいた時は、私は亡くなった息子の

姿を追い求めていた時でした。

苦しい中で、神様は子に先立たれるという難問を

私が乗り越えられると思われたんだろうかと、

神様、見込み違いです!と言いながらも

キュブラーロスの言葉に支えられていた時期が

あります。

初女先生は、「苦しい時は、自分が刷新されている

ときです。

そして、苦しい時には、あぁ、刷新されて

いるんだ」と思うと、ずいぶん慰められる気が

します」と言われています。

友人に「神様は見込み違いをしないから」と

伝えなくては…

 

 

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6 コメント

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拝見して、泣いてしまいました (すがわら)
2015-01-29 18:48:29
初女さんのことを調べていて拝見しました。宮城の栗駒山で内陸地震からまだ復活できず、孤立感に悩んでいます。
被災現場を、勝手にスノートレッキングのコースにする人がいて…亡くなった人もいるというのに、気にせず歩きまわる人、収入もない私たちに借金させて、自分の商売をしようとする人…
なぜ、地震の土石流で大切な人を亡くし、温泉宿、家を失くして、巻き込まれながらたまたま助かったら、他の遺族から助けなかったことを責められ、補償を求められ…
そして今、残った土地ですら勝手に使い、勝手なことを言う人がいる。誰も助けてくれず、家族だけでひっそり暮らしながら、温泉だけでも復活させようとがんばっています…そして、地域の再生を願い、何とか山で生き残っていきたいと必死です。
次々と起こる災難にもういいよ、と、病室の隅にいるであろう神様に叫んでも何も変わらなかった…
もっと辛い人もいるのだろうと思っても、どうして?と思っても答えが見えずいました。
記事を拝見して、泣いてしまいました。
生きることが修行でしか感じない時があります。メールやブログで呼びかけても何も変わらない現実…
でも、同じように悩んでいる人がおられると知り、つい、長々書いてしまいました。
本当に圧倒的な絶望感につぶされそうな毎日も生きて、お互いがつながっていくことが大事なのだと思っています。
乱文読んでくださり、ありがとうございました。
季節柄、ご自愛ください。
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有り難うございます (山 すなお)
2015-01-30 23:51:10
何度も拝読させて頂きました。

言葉が見つかりません…

私は、子どもを亡くした後、一日を生きるのが精一杯でした。まわりの人から、夜眠れますか?と心配されましたが、その日一日を生きると言う事がやっとで、夜は疲れ果てて眠れました。
朝目が覚めると、また今日も息子のいない寂しさと向き合わなければいけないと、布団の中でひとしきり泣いて、それからご飯を作っていました。
自転車をこいでいると、無意識にトラックに突っ込もうとしている自分がいました。
繰り返し来る絶望感に、心身ともに擦り切れていきました。
こんなに苦しいのだから、誰かに助けて欲しいと思っていました。

でも、誰も助けてくれないし、きっと助けられないのだと思った時に、覚悟が出来たのです。
自分の問題だから、自分で乗り越えなくてはと…
いつか息子に会った時に、「母さん、あなたが突然いなくなって悲しくて苦しくてしかたがなかったけれど、でも頑張って生きて来たよ」と言いたいと思ったのです。
そして、悲しみを抱えても、前を向いて歩いている人に会いたいと、願っていたら初女先生と巡り会えたのです。
初女先生との出会いは、息子からの贈りものだと思っています。

自分のことばかり書いてしまい、ごめんなさい。

神様は見込み違いはしないと、私は思っています。
すがわらさんも、きっとそう思われる日が来ると思いま
す。
苦しみは心を深くしてくれます。他者への思いが深くなります。

心のうちを書いて下さって有難うございます。
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ありがとうございました (すがわら)
2015-01-31 11:15:54
ありがとうございました。
拝見して泣いてしまいました。書いていて、また泣いてしまいました。ここしばらく、こんな風に泣けた時はありません。

他の遺族の手前小さくなって生きていくこと自体、生き残った人に失礼と思いながら、でも、責めないといられない人を許せずにいる。何もなくなった自分たちにもっとよこせという人がいる、それが許せない自分…
いっそ、死んだ方がましだと思っても簡単に死ねないのが事実で、それを誰にも分かってもらえない時に、初女さんにお目にかかって、じっと手を握ってくださって…
死んだ方がましと思っている自分と、死にたくないのに死んでいく人たち…どうにもならない自分を抱えながら生きていくのは、ただただ修行だと…

誰もその人生を代わることができないのだから…と思うようになっても、迷いの毎日です。被災地とはいえ、それなりに広いので、自分のような行き場のない人の受け入れができたらと思いながら、ここを利用したい人たちが荒していくのが許せなくて…

こんなことを書かせてくださってありがとうございます。
いのちはどこかでつながっていると知ったはずなのに、人間の形をしている自分がとても苦しがります。
人のことを祈れる人がいるのに、簡単に人を傷つける人がいて…どうして、どうしてと思いながら、どこかで答えを知っているのだから、生き続けるしかないのです。受け入れ、噛み砕いて、自分のものになっていくことを許すしか生きる道はないようです。

今日は昨夜から大雪で、ふかふかの新雪。雪は辛いことも多いですが、面白く楽しめることもあって、何よりも他の季節より美しいのです。この美しい瞬間のために暮らすことができると…
ありがとうございました。いつか、初女さんのような活動ができる時が来たらいいなと思いながら、少しずつやっていきます。
返信する
繋がっています (山 すなお)
2015-02-01 00:13:40
すがわらさま
今日は、あなたのことをずっと思っていました。
私は、自分のことばかりのお返事を書いてしまい、よかったのだろうかと、気になってあなたと連絡が取りたいと思ってました。すがわらさんは、初女先生と出会われていたんですね。
初女先生に手を握って頂いたんですね。
先生の握手は、握手でなくて祈りです!と言われた方がいます。本当にそうだと思います。
初女先生は、すがわらさんが何も言われなくても、あなたの苦しみ、悲しみを感じられあなたの為に祈られたのだと思います。
亡くなった人は、生きている人の幸せを祈り、生きている人が幸せになることが、亡くなった人にとっての喜びだと、私はおもいます。
私は、息子の死の後、ショックで感情が止まり涙もでなくなり、味覚も失った時期があります。
色々な事が判断できなくなった時、息子が喜んでくれることを選んで来たら、道がひらけて行きました。
あなたは、深い悲しみも苦しみも体験なさっているので、初女先生のような活動をしたいと思っていたら、きっとそういう道がひらけて行くと思います。

初女先生も深い深い苦しみを通って来られた方だと思います。
初女さんの検索から、私のブログに繋がったのは、何だか偶然じゃない気が致します。
このことも、神様の計らいのような気がします。

初女さんは「不思議は神さまの働き、出会いは神さまの時間」と言われています。

私は、子どもを失った後、もう自分の為に生きるのはいい。だけど、人の為なら生きられるかもしれないと思いました。こんなことを言うと、格好をつけていると思われるかもしれませんが、深い苦しみ悲しみを体験なさった、すがわらさんには分かって頂ける気がします。

初女先生も「人のために働くことが、生きること」と書かれていました。

すがわらさん、ご飯食べてますか。どうか、自分のためにもご飯を作って食べてくださいね。
こんなに頑張ってきている自分の体に、「有り難う」って感謝してあげてくださいね。

あなたと巡り会え、繋がれたことに私は心から感謝しています。

そちらは、大雪ですか。先週、弘前に初女先生に会いに行って来ましたが、北国は冬が一番美しいと思いました。

どうか、焦らないで下さい。
先を考えると不安になります。初女先生は、今より確かなものはない、今を生きて!と言われています。
急ぐ事はないし、止まることだって休むことだって「あり」ですから!
返信する
Unknown (すがわら)
2015-02-01 12:04:21
本当にありがとうございます。
今はご飯も食べています。私も一時期味覚がなくなった時がありました。そんな時においしいと思えたものがあり、有機栽培の野菜のスープでした。それから、食べ物を大事に選んでいます。宮城に来てからは農家さんからもらうことが多く、健康になったと思います。都会では食べ物というより工業製品を食べて満腹にしていましたが、生きるための食べ物ではないようです。
今朝の恐ろしいニュースに気分がめいってしまいました。ここ数日のニュースで疲弊して困っていて、初女さんのことをブログに書きたくて調べているうちに、ここに辿り着きました。本当に私も感謝しています。本当にありがとうございます。

人を思いやるのも人、恐怖に陥れるのも人…
人を信じられなくなった時に、知らない人に助けられました。助けを呼べば助けられるのはわかりながらも、声が聞こえないときがあります。後になればその意味がわかっても、渦中にある時は気付かず、孤立感ゆえに苦しみが深くなってしまいます。
最近沿岸部の人が訪ねて来てくれて、話をすると同様の悩みが出てきます。自責の念、無力感、喪失感、絶望感…どうしようもない怒りが別の面であらわれて来て、互いを傷つけあう結果になっているような…
被災した温泉を復活させたいのに、この地域でも他人事のように片づけられてしまう…そんな日を過ごしました。遠くに嫁いだせいで仲間も友人も遠くにしかいなくて、暗い話題ばかりメールに書いていた人たちは次第に離れていきました。
職業も失くしたはずなのにこの辺りでは有名な温泉旅館だったせいか、何とかなるだろうと思われている様子。また、森林ではあっても土地がある上、お金があると思われ、勝手に使いたい放題…こちらに関わることですら意見を聞かれることもなく、人が亡くなり全て失った原因の崖崩れを見世物にしようとする感覚が理解できない…
初女さんにお目にかかった時は、ここに来る前でしたが、いろいろあり過ぎて何も言えませんでしたが、ただただ、手を握ってくださって…
そんな風に自分もありたいと思いながら、文句ばっかり言っているように扱われ、自分でも嫌になってしまいます。
本当に長々すみません。遠いのでお目にかかることもできないですが、メールの方がいいなと思いながら、また書いてしまいました。
今日は一挙に雪が降り、全く出れない状態です。
雪が涙のようです。いのちは黙っていてもなくなるし、死に方も選べないと痛感してますが、それなのになぜわざわざ、人を傷つけて、殺してしまえるのか…
でも、雪はただただ降って、美しいです。それだけが救いです。
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Unknown (山 すなお)
2015-02-01 23:43:45
苦しい胸のうち話して下さったのですね。

すがわらさんとの、このご縁は何だか初女先生が繋いで下さったような気がします。
遠くてお会いすることは難しいかも知れませんが、思いは時空を超えて交われます。

このご縁を大切にしたいと思います。
すがわらさんのブログも読んでみたいです。
「森のこもれび」のホームページに私のアドレスが書いてありますので、よかったらメールを頂けますか。

今日も雪ですか。私は自分が苦しかった時、どんなに辛くても冬の後には春が来る、そして夏が巡ってくるという季節の訪れにも支えられました。
寒さの中で、凛と咲く水仙に力をもらったり、美しく紅葉した葉を全部落とし、丸裸になって冬を迎える木々たちの潔さに、教えられたり…
辛くなった時に、自然に支えられている自分がいました。
夜空の星に、空に…
雪を美しいと感じているすがわらさんは、雪にも支えられているのですね。
すがわらさんが見ている雪を、私も思い描いています。
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