昨日は、東京慰霊祭に行って来ました。
出演者の田口ランディさんやウォンさん達が
8年前の3月11日に何をしていたかを語って
くれました。
多分、あの地震を体で感じたすべての人の中に
あの日あの時が刻まれているのでは
ないでしょうか。
それは、決して思い出とならない記憶として
存在し続けているのです。
震災のことを、どう言葉にしたらいいのか
分からないまま時間だけが過ぎて行きました。
詩人の長田弘さんの言葉が静かに心に響いて
来ます。
『言葉にできない感情は じっと抱いてゆく
魂を温めるように』
震災の後、「絆」と「復興」という言葉に押され
私たちはすごい勢いで進んで来ました。
悲しみと向き合う時間も、
魂を温めることもせずに…
これでいいの?
この心の問いに応える言葉が見つからないけれど
長田さんの詩が、そんな私に寄り添ってくれます。
【長田 弘】詩「世界はうつくしいと」(長田弘さんの朗読)
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