映画を観てからずっと
”ミナマタ”が頭から離れません
エンディングロールであんなに
号泣した映画は初めてです。
観終わった後、頭と体が分離
したようで、うまく歩けなく
なり、必死で歩いていました。
こんなことも初めてです。
それほど衝撃を受けました。
地球上の大人たちに観て欲しい
です。
昨日の田口ランディさんと
MINAMATAに出演した
女優さんと水俣の人達とのzoomトークがとっても
良かったです。
見逃した方は、昨日の私の
ブログで見られます。
絵本作家の長谷川集平さんが
この映画について書いている
ことが、実に鋭く大切なこと
なので、ここに一部ですが
掲載したいと思います。
『この映画は過去の事実を
素材にして組み立てられた
ものです。
例えばユージンとアイリーンは
2人で水俣に到着したのでは
ないし…
ユージンが暴行を受けたのは
熊本ではなく千葉でした。
真田広之が演じた人物には
複数のモデルがいます。
これはどれだけ事実を再現
するかではなく、どれだけ
真実に迫れるかに挑戦した
作品だと思います…』
私は事実を再現すれば、それは
真実に迫れると思っていたので
長谷川さんの言葉にハッと
しました。
MINAMATAの監督は
「これは社会派の作品ではなく
現実の人々と生活を描いた
リアルな映画だ」と語って
います。
すべて海外ロケと思えない
50年前の日本が立ち上がって
来るようです。
主演のジョニーディップが
素晴らしく、ユージン・スミス
にしか見えなかったし、
日本の俳優陣も実によかった
です。
”MINAMATA”是非、観て
欲しい映画です。