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~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

星野道夫の世界

2018-07-07 21:53:14 | 日記

今朝、甘長唐辛子を手にしたとき、

これが食べられるって感謝だなと思えたのです。

そうしたら、いつもより丁寧に調理してました。

今、生きていることに感謝の気持ちが湧いて

来ました。

フランクルの「夜と霧」を読み終え、初版の時より

ずっと読みやすくなっている気がしたら、

新しい訳になっていました。

時代を超えて読み継がれていく本は、こういう

努力もしているんですね。

何だか心が重い時は、星野道夫さんの世界に

還りたくなるのです。

 『混沌とした時代の中で、

 人間が抱えるさまざまな問題を

   つきつめてゆくと、

 私たちはある無力感におそわれる。

 それは正しいひとつの答が

 見つからないからである。

 が、こうも思うのだ。

 正しい答など初めから存在しないのだと…

 そう考えると少しホッとする。

 正しい答をださなくてもよいというのは、

 なぜかホッとするものだ。

 しかし、正しい答は見つからなくとも、

 その時代、時代で、より良い方向を

 模索してゆく責任はあるのだ。


 壮大なアラスカの自然は、

 結局人間もその秩序の中で

 いつか帰ってゆくという、

 あたり前のことを語りかけてくる。

                星野道夫  』

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