弘前での初女さんの写真展に、私の知り合いも何人もの
人が訪れて下さいました。
初女さんの御存命中にはご縁がなかった方も
写真展に足を運び、イスキアを訪ね初女さんを
感じて下さったようです。
初女さんがいなくても初女さんの祈りを感じるのは
なぜでしょう…
初女さんの行動には、いつも祈りがあったからかな~
今日は障子を張り替えました。
年末にはまだ早いけれど、今月は息子の命日が
巡って来るので、祭壇のある茶の間を少しでも
明るくしようと思って…
息子が亡くなった後、来る日も来る日も泣いていて
もうすぐお正月という時に、やっぱり祭壇のある部屋を
きれいにしなくちゃって、障子を張り替えたのです。
その時、障子を張り替える力が自分の中に
まだ残っていたことに、本当に驚きました。
それから、少しづつ動けるようになったんだ…
初女さんは、動きなさいってよく言われてました。
私の友人の知り合いが、鬱で長いこと入院していて
退院してから初女さんに会いたいと言われ
東京に来ていた初女さんに連絡をとったら、羽田に
向かう時で、遅かったか~と思ったら雪で飛行機が
飛ばず、初女さんはその方に会う為にこうなったのね
と、言われ会って下さいました。
初女さんは「鬱はお薬じゃ治らないの、ご飯を食べて」
と言われたそうです。
一人暮らしなので、ご飯を作る気がしないと言うと
初女さんは「自分の為に作ってね」と…
その方は、家に帰って大根を煮たそうです。
そうしたら、部屋がものすごく散らかってることに
気が付いて、掃除をしたそうです。
動いて見ると、自分では気がつかない力が
体の底にあるのに気づくのですね
初女さんの「動いて下さい」には、その力を信頼している
初女さんの思いが、祈りがあるように思えます。
久し振りの障子の張り替えで、上手く出来なかった
けれど、お部屋が少し明るくなりました。
息子のユニフォームも洗わなくては…
ちょっと早く、大掃除ではない、小掃除をしてます。
初女さんのお墓の隣に、息子さんの芳信さんの
お墓がありました。
親子並んで、真正面の岩木山を観ているみたいです。
初女さん、これからは私たちが動きますから
見守っていて下さいね。