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とろけるスライスチーズ: 日本が世界初(ピザ人気から) ののちゃんのDO科学 中国嫁も好き

2012年06月24日 23時39分15秒 | 新聞
朝日新聞の週末beに、「ののちゃんのDO科学 とろけるチーズ、なぜとろける?」という記事がありました。

読者からの質問に、ののちゃんと藤原先生が解説していくコーナーです。

今回は、静岡県の高校2年生の男子生徒からの質問で、とろけるチーズはなぜとろけるのか?という質問です。

チーズには、ナチュラルチーズとプロセスチーズがあるのだそうです。

ナチュラルチーズは、世界各地に1000種類以上あると言われています。
プロセスチーズは、保存性を高めるため、ナチュラルチーズを加熱して溶かし冷やし固めたものです。

プロセスチーズは、約100年前にスイスで開発され、日本で多様に進化しました。
形を自由に変えられるため、スライス、三角形(6P)などにできます。

雪印メグミルクによると、とろけるスライスをつくったのは同社が世界発だそうです。

ふつうのプロセスチーズは、熟成が進んだナチュラルチーズ(タンパク質の網目が密)を使うため伸びにくくなっています。

1987年当時ピザが人気となり、家庭でもとろけるタイプを味わってもらおうと開発されました。
タンパク質の網目をゆるくするため、熟成が進んでいないナチュラルチーズを原料に、やさしく混ぜて作った

ということです。
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そう言われれば、普通のプロセスチーズは伸びず、とろけるスライスは糸を引いて伸びますね。

この質問自体、思いつきませんでした。


「とろける プロセスチーズ」で見てみると、

「チーズがとろけるワケ ~とろけるチーズは作り方にひと工夫アリ~」という明治デイリーズレシピのサイトがありました。
(http://www.meiji-recipe.jp/newidea/cheese/index.html参照)

カゼインというたんぱく質(チーズの大半を占める)が関係している
カゼインを構成するアミノ酸の状態が伸びる伸びないを決める

原料となるナチュラルチーズの熟成度合いや加熱の温度を調節し、
半加熱の状態で製造しているためよりとろけやすくなっている

なるほど、「半加熱」なのですね。


「中国嫁日記:人生初スライスチーズ」というマンガのサイトもありました。
(http://blog.livedoor.jp/keumaya-china/archives/51180280.html参照)

『中国嫁日記』の作者井上 純一さんのサイトです。

お嫁さんの月さんが初めてとろけるスライスを日本で食べ(食パンにのせて焼いた)、原価30円くらいでとても感激してくれたそうです。
4コママンガになっています。


雪印が「とろけるスライス」を世界初で作ったというサイトがないか探してみました。

雪印メグミルクの「チーズの歴史」「日本のチーズの歴史」のページには、
(http://www.meg-snow.com/cheeseclub/knowledge/history/japan/参照)

昭和3年には、北海道製酪販売組合連合会(現在の雪印メグミルク株式会社)がチーズの試作を開始した

と書かれていましたが、とろけるチーズ世界初を確かめることができませんでした。
開発した研究者や技術者の方の苦労やエピソードを、できれば知りたいと思いました。


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