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田中慎弥さん: 芥川賞作家 「作家の口福」で食べものエピソード エッセー「となりのソファ」連載も

2012年06月03日 22時52分41秒 | 新聞
朝日新聞の週末beに、「作家の口福 田中慎弥 小説の食い意地 私はもっと食べなくては」という記事がありました。

作家の方が月替わりで食べものについてのエピソードを書かれるコーナーです。

6月は、「共喰い」で芥川賞を受賞された田中慎弥さんが書かれます。

6月2日は、1回目でした。

「小説の中では、人物、建物、街並み、日差しの具合、雲の形、海、川、ゴミ、植物、動物、死体、幽霊等々、様々なものを描写しなくてはならない。」

という書き出しです。

食べ物の描写には2通りあるのだそうです。

食べものそのものを綿密に描写するというやり方
食べものを登場人物が実際に食べる時の描写

特に後者では、箸の持ち方、口をどう動かすか、完食するか食べ残すか 等もどう描くかで違いが出る

「食べる、という人間の基本的な欲求と行動はきちんと書き尽くす方がいい。」
「私はまだまだ小説上の食い意地が足りない。もっと食べなくては。」  ということです。
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芥川賞の授賞時の記者会見が印象的だった田中さん、どんなことを書かれるのだろうと読みました。

とても緻密に小説を書かれる方のようです。

理系の方が実験されるときのような考え方に読めました。
感覚で書かれるのではないようです。


どんな方なのかと「田中慎弥」さんで見てみました。

「「小さな旗」 芥川賞作家、田中慎弥さんエッセー - 本のニュース | BOOK ...」というサイトがありました。
(http://book.asahi.com/booknews/update/2012012000009.html参照)

BOOK asahi.comという本を紹介するサイトです。
田中さんは朝日新聞山口版でエッセーを連載されていたのだそうです。

「となりのソファ」という題名で、2009年4月から2011年4月の2年間です。

最終回が期間限定で紹介されていました。
「小さな旗」という題名で、2011年4月11日掲載です。

震災について書かれていて、自分の小説を「小さな旗」と表現されています。

エッセーは、書いた方の人柄が表れると思われるので、できれば最初のものから読めたらと感じました。


「田中慎弥さん:サイン会 ハート形プレゼントに照れ笑い- 毎日jp(毎日新聞)」という記事もありました。
(http://mainichi.jp/select/news/20120513k0000m040029000c.html参照)

毎日新聞の2012年5月12日の記事です。

『田中慎弥の掌劇場』の出版記念のサイン会で、ハート形のプレゼントを贈られて照れ笑いをしたり、
握手にも応じて、「人間の掌(てのひら)って温かいですね」と発言された  ということです。


このような記事を読むと、田中さん、芥川賞のときは照れがあったのかなと思えてきます。

これからどのような「作家の口福」を書かれるのか、次の週末が楽しみです。


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