肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

B型肝炎訴訟 口頭弁論 和解協議 行ってきました

2012年07月13日 | 肝炎救済に関連して
B型肝炎訴訟の口頭弁論の傍聴に行ってきました。傍聴席は満席でした。テレビの取材がなかったのは残念でしたが、多くの原告さん支援者の方々が参加していて、充実した活動になってきていることを実感しました。和解された方は37名でした。

今回は肝移植を受けた原告さんの陳述でした。息子さんの肝臓をもらって助かったという方ですが、移植に伴い、息子の健康な体に傷をつけてしまうこと息子に何かあればその家族に大変なことになる。そんなことなら、移植はしないと決心したが、息子さんが俺が助ける絶対にみんなを納得させて父さんを助けるということを言ってくれて、実現したという話でした。聞いてて涙が止まりませんでした。

そして、和解がもっと早く、そして、裁判を起こせない圧倒的に多い被害者を救うためにもすべてのウイルス性肝炎患者を救っていく動きが重要であることを繰り返し話していました。ウイルス性肝炎の多くが医原病であり、そのことを他の病気と一緒に考えることなく厚く手当をしていく必要あるという認識を小宮山厚労大臣から引き出せたことなどの報告があり、確実にみんなの思いが形になるそんな動きが出てきてることを実感した裁判でした。

次回は9月14日金 午後2時~です。是非参加して、これからの肝炎問題がどう解決して行くかをイメージしながら応援していきましょう。
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B型肝炎訴訟 口頭弁論 和解協議 7月13日午後 参加しましょう 直前でごめんなさい

2012年07月13日 | 肝炎救済に関連して
B型肝炎の次回の和解協議は7月13日(金)です。一人でも多くの人が傍聴席に詰めかけましょう。

◆ 13日の行動予定 ◆
13:30 札幌地方裁判所前南門集合(大通り西11丁目)
      裁判所前集会
14:00 口頭弁論期日(意見陳述)
14:30頃 ~ 和解協議(裁判所内で)
         並行して原告団交流会=弁護士会館5階にて
15:00頃 ~ 記者会見・報告集会=弁護士会館5階にて
15:30頃 ~ 17:00又は17:30頃まで=弁護士会館5階にて
     ①原告活動のDVD
     ②和解状況の現状
     ③小宮山厚労大臣協議の報告
     ④各地区の交流会報告
     ⑤7月28日の肝炎デーの説明
       札幌市内で駅前から大通までの間で予定
       (場所はまだ正式に決まっていません分かり次第連絡します)
     ⑥その他
18:00 懇親会
      *原告・弁護団の親睦が目的
*裁判所傍聴席を満杯に!報告集会!多くの参加をお願いします
  また 懇親会に時間が許せば参加を!

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由仁・三川C型肝炎訴訟を支援する会 ホームページとブログ

2012年07月12日 | 肝炎救済に関連して

由仁・三川C型肝炎訴訟を支援する会のホームページと
由仁・三川C型肝炎訴訟を支援する会ブログを紹介します。

注射器肝炎の被害の拡大を予防すべき国に対して被害者の救済を求めた裁判の支援の会です。是非みていただけたらと思います。

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由仁の注射器肝炎 裁判 産経新聞 朝日新聞から

2012年07月12日 | 肝炎救済に関連して
産経新聞から
注射器使い回しで「放置した国、許せぬ」 肝炎訴訟で原告
2012.7.11 15:30
 北海道由仁町の診療所で注射器が使い回され、C型肝炎ウイルスに感染したとして、由仁町の患者ら約100人が、国に計約3億4900万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が11日、札幌地裁(長谷川恭弘裁判長)であり、岩崎昭明原告団長(66)は「使い回しを放置した国が許せない」と意見陳述した。国側は請求棄却を求めた。
 岩崎団長は「医師は同じ針を付けた注射器で、流れ作業のように薬を打っていた」と自身の体験を証言。検査と治療の経済的負担や、差別に苦しんでいる現状も訴えた。
 訴状によると、原告は由仁町の二つの診療所(廃院)で受診した40~90代の男女とその遺族。1980年ごろまで注射器が使い回され、国は51年には論文で連続使用が肝炎の原因になると指摘されたのに医師への指導などを怠ったとしている。

朝日新聞から
由仁町 C型肝炎訴訟 国、請求棄却求める 2012年07月12日
■札幌地裁
 由仁町民ら約100人が、注射器の使い回しでC型肝炎に感染したのは、国が医療機関などに適切な指導を怠ったためだとして、1人当たり300万円(総額3億5千万円)の国家賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が11日、札幌地裁であり、国側は請求棄却を求める答弁書を出した。
 原告側は、訴状などで町内2カ所の診療所(いずれも閉鎖)で、医師が注射器を使い回したためにC型肝炎患者になったと主張。「国は昭和26(1951)年には注射の使い回しが肝炎の原因になることは知っていた」とも指摘した。
 この点について、国側は「事実関係を調査中」とし、認否を留保。そのうえで「国が医師や診療所を適切に指導すれば肝炎の発生を防ぐことができた」との原告側主張については否認。「(当時の)厚生相の不作為と原告らの損害発生との因果関係があるのか必ずしも明らかではない」とも答弁した。
 原告団長の岩崎昭明さん(66)は法廷で「私や家族らは皆、同じ診療所に通って、C型肝炎に感染し、次々と亡くなっている。注射器の使い回しで感染し、皆殺しにされようとしている。そういう医療を放置した国も絶対に許せません」と意見陳述した。

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由仁・三川注射器肝炎訴訟 第一回期日速報 7/11 12:07

2012年07月11日 | 肝炎救済に関連して
参加した職員からのメールをお伝えします。
7月11日、傍聴席は満席で、抽選となったようです。関心が高まっていることが伝わってきます。
みんなの思いが伝わりますように。2012-07-11 11:18:32作成開始

今終わりました。
原告さんの陳述が壮絶でした。
C型肝炎の恐ろしさを改めて痛感しました。
とりあえずこれから弁護士会館へ移動します。am11:46


弁護士会館での説明会の様子です。
記者やテレビ局が沢山来てます。
メディアの関心も高いですね。
そしてここでも椅子が足りなくなって追加中です。am11:59

裁判の日程です
次回は10月3日2時から
次次回は12月12日2時から pm12:05


記者会見中 pm12:14

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世界・日本肝炎デー フォーラム 東京 是非参加下さい

2012年07月10日 | 肝炎救済に関連して
■世界・日本肝炎デー フォーラム 東京 
○ と き 2012年7月28日(土) 13:00~17:00
○ 会 場 JICA「地球ひろば」 3階ホール
  住所:東京都渋谷区広尾4-2-24 <地図>
         最寄駅:地下鉄日比谷線広尾駅
○ 対 象 一般市民、患者・家族、医療・自治体・報道関係者など
○ 参加費 無料、先着200名
○ 主 催 日本肝臓病患者団体協議会
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☆ プログラム
 開会式  主催者挨拶、来賓挨拶、メッセージ披露
 第一部  テーマ「肝炎問題は終わっていない」
 ①患者からの訴え
 ②報告 「日肝協のアンケート調査からみえる肝炎患者の実態」
     報告者 日肝協常任幹事 米澤 敦子氏
 
 第二部
  講演1.「肝炎問題の本質と今後の肝炎対策」
    講師:弁護士・明治大学法科大学院教授 鈴木 利廣 氏
  講演2.「世界の肝炎事情、肝炎治療の現状と今後の方向」
    講師:国立国際医療センター 肝炎・免疫研究センター
        肝炎情報センター長 正木 尚彦 氏
 質疑・討論
 閉会挨拶
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【開催趣旨】世界の肝炎患者の組織である世界肝炎アライアンス(本部、ロンドン)に日本では日本肝臓病患者団体協議会が昨年、正式に組織加盟が認められて、世界各地の患者の会と手を携えて運動を進めることになりました。
 世界肝炎アライアンスは2010年、世界保健機構(WHO)に働きかけ、毎年7月28日を世界肝炎デーに設定し、世界的レベルでウイルス肝炎の蔓延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消、感染予防などを目的として啓発活動などの実施を呼びかけました。厚生労働省も2011年、世界に合わせて7月28日を日本における肝炎デーと決めました。
 このたび日本肝臓病患者団体協議会は世界・日本肝炎デーに呼応して国内の患者団体や支援組織などに呼びかけて「フォーラム」を開催することになり、肝炎問題に関する啓発活動を実施することになりました。
 日本の肝炎患者の実態や治療の現状、肝炎対策の推進、恒久対策の確立などを広く市民のみなさんと討論し、肝炎患者への支援、肝炎・肝がん撲滅のための取り組みを進めます。また、世界各国の肝炎事情、肝炎の蔓延状況や政府の対策、治療の状況などを報告していただき、できれば世界肝炎アライアンスからはメッセージをいただき、アジアの患者団体と具体的な連携などを考えます。
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由仁・三川注射器肝炎訴訟 第一回期日 参加しましょう B型肝炎訴訟も和解協議あり

2012年07月09日 | 肝炎救済に関連して
○由仁の肝炎訴訟がいよいよはじまります。第一回期日が7月11日水です。 作成日2012-06-27

由仁・三川注射器肝炎訴訟(札幌地方裁判所 平成24年度、(ワ)第606号の第1回口頭弁
論期日(裁判が行われる日)が決まりました。
日時:平成24年7月11日(水)午前11時より
場所:札幌地方裁判所 8階805号法廷
※ 集合場所、時刻

傍聴される方は、7月11日、午前10時20分
札幌地裁1階ロビーに集合。
◎札幌地方裁判所住所⇒札幌市中央区
大通西11丁目(裁判所の駐車場は使用不可)
※なぜ40分も前に集まるか?
法廷傍聴希望者が多数の場合、傍聴券の抽選があり、そのため、40分前に集合します。
(注)抽選が行われるかどうかは、当日にならないとわかりません
(注)抽選が行われ、抽選にはずれてしまった方は法廷に入ることができません。
※ 集会もあります

法廷終了後、裁判所付近の会場で説明会をひらきます、弁護団から当日の裁判の内容
などについて、ご説明していただきます、こちらも是非、ご参加下さい。
(説明会の終了予定は午後1時ころとなります。)

★B型肝炎訴訟については、5年間の時限立法が今年の1月より施行されたばかりで、新たに加わる原告が減ってい
ます。それが、報道関係のニュースとしての取り扱いが激減していることが懸
念!本当に、危機感を覚えます。この調子だと、どこのテレビ局も新聞社も取り上げて
くれなくなり、忘れられそうです。

B型肝炎の次回の和解協議は7月13日(金)です。一人でも多くの人が傍聴席に詰めかけましょう。
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B型肝炎訴訟-これからの課題 配付資料から ロバさんブログ転載です

2012年07月09日 | 肝炎救済に関連して
ロバさんのブログから転載させて頂きました。
B型肝炎訴訟でも、ほとんどの人が裁判を起こせないことからすべてのB型C型肝炎の人達のために対策がとられるように願っていることがわかります。

 6月28日(木)~29日(金)の「基本合意1周年記念集会」のときに配布された『B型肝炎訴訟-これからの課題』という文書を一部紹介します。

*****
『B型肝炎訴訟-これからの課題』
第1の柱 恒久対策
1 基本目的
 ① 安心して治療を受け、健康な体を取り戻すために
 ② 被害者であることを立証できない、多くの仲間たちを救済するために
 ③ いわれなき偏見と差別を克服し、尊厳のある人生を送るために
2 目指すべき具体的目標
 ① 現在は実施されていない、肝硬変・肝がん治療への医療費助成の実現。
 ② 現在実施されている、核酸アナログ製剤治療費助成の充実・助成手続きの簡略化。
 ③ 肝炎ウイルス検査の普及・差別偏見の解消のために国民への正しい知識の周知徹底。
 ④ 医療機関での差別的取扱いの解消・医学教育の改善。
 ⑤ 肝炎専門医療機関-かかりつけ医の連携を核とする日本全国での肝炎医療ネットワークの構築
 ⑥ B型肝炎の完治を目指した画期的な治療薬・治療法の研究開発
3 目標実現のためのステージ
 ① 肝炎対策推進協議会(第8回会議は7月23日 あらたにB肝原告団から2名選出)
 ② 厚労大臣との継続協議(7月上旬に予定)
 ③ 国民的運動・マスコミ世論へのアピール

第2の柱 真相究明
1 基本目的
 ① 40万人以上の感染被害者を生み出した未曾有の医療災害の原因究明-なぜ注射器の使い回しが止められなかったのか
 ② 原因究明に再発防止システムの創造-わが国の厚生行政の大転換
2 目的実現のためのステージ
 ① 検証会議(第1回5月31日 第2回6月21日 弁護団1名、原告団2名選出)
 ② 研究班(近く第1回会議)

*****
(ロバ)「第2の柱 真相究明」ですが、すでに2回の検討会が開かれています。まだ1回目の議事録すら公開されていないのが残念ですが、2回分の会議資料が公開されていますので、そちらをご覧くだされば、おおよその内容がわかると思います。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002e8bg.html
 ↑
第2回集団予防接種等によるB型肝炎感染拡大の検証及び再発防止に関する検討会

特に「資料2」を読むと概略が分かると思います。
  ↓
 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002e8bg-att/2r9852000002e8gv.pdf

 これを読むと、言葉巧みにオブラートに包まれていますが、真相究明の本質から少しずつ横道にそれているような印象を受けます。「未曾有の医療災害の原因究明-なぜ注射器の使い回しが止められなかったのか」ということが一番知りたい真実なのです。
 もしかすると何百万人もいて、すでに亡くなったと思われるこの医療災害の被害者のためにも真実を明らかにしていただきたいと思います。
 東京電力が「福島第一原発」の事故調査報告をしても「千年に一度の想定外の事故なのでしょうがなかった。想定外だった。」という結論になってしまうのと似ているお話になってしまう可能性があります。
 また、どこかの地域の学校で「いじめ自殺事件」があって、該当する学校とその自治体の教育委員会が調査報告をした場合、「担任は、生徒がプロレス技をかけられたりしているのを目撃したが、いじめの認識はなかった」という結論になってしまうのと似ているお話になってしまうかもしれません。やはり当事者(加害者)主導で真相の究明をするのには無理があるのかもしれません。なんだか似たような話があちらこちらに氾濫しています。
 私も教員なので、本当にいじめには気をつけようと思いました。先週、金曜日の夜「夜回り先生」の水谷先生が「ニュースJAPAN」に出ていました。水谷先生はメールを送ると必ず返信をくださるとても親切な先生です。私も来週からまた、忙しくても休み時間と放課後はできるだけ校舎内外を巡回しようと思いました。いじめを未然に防ぐために。というわけで、私自身も見事に横道にそれました。
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注射器肝炎裁判 由仁の西村弁護士から

2012年07月08日 | 肝炎救済に関連して
注射器肝炎裁判の弁護士の西村先生からメールが来ていました。是非関心を持って頂ければと思い公開します。

7月11日が第一回目。国からの宿題は大変高い壁であり、年内が勝負です。
BCCで知り合いに送信しています。
少しでも、この裁判に興味を持ってもらえればと思います。

 例えば、出産時のアクシデントで、胎児が低酸素状態になれば、障害のある子どもが生まれることがあります。
その場合、出産時の医療側のミスを明らかにして、損害賠償をします。これが普通の医療事故です。
 7月11日の裁判も、医療事故です。医師が生存していれば、医師の過失が問題になります。滅菌しない針を使用すると、感染する恐れが大きいという理解は医師にはあってしかるべきだからです。しかし、医師はすでに亡くなっています。そこで、国を訴えました。国は薬事法、医師法で、国民の健康に配慮する義務があるからです。

 ところで、「3・11」の結果、放射線による被害が今後5年・10年経過して現われるでしょう。それはチェルノブイリを経験し、その学習をした人であれば、容易に分かる結論です。私の頭の中では、この注射器肝炎訴訟は、5年後・10年後・15年後・20年後に発生するだろう「3・11」放射線被害者の訴訟の、先陣だと位置づけています。
 注射器肝炎訴訟というのは、今後続発することはないでしょう。そもそも、使い捨ての注射器・針になって20数年経過しているからです。
 しかし、この注射器肝炎訴訟は、「3・11放射線被害訴訟」と、国の放置・国の健康被害についての予見性、結果回避可能性、因果関係と、論じる点はとても似ています。(広島の原爆病の裁判を西村も経験しています。体調不良が投下された原爆の影響だという立証は、そんなに簡単ではありませんでした。)。
 どうか、小さな裁判という見方をしないで、注視してください。歴史を作る裁判にするためには、たくさんの力が必要です。
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肝炎デーの札幌で配るテイッシュのデザイン いいですねえー

2012年07月05日 | 肝炎救済に関連して
 
清本さんデザインのテイッシュとてもいいですねえ。

肝炎検査啓蒙ティッシュが出来ました。現物は7月25日あたりに出来るそうです。
デザイン添付致しましたが、携帯の方の為に下記内容が記載されております。

7月28日は世界肝炎デー

肝炎ウイルス検査のすすめ

集団予防接種の注射器の使い回しなどによる肝炎ウイルス感染者は全国に300万人以上いるといわれています。
一生に一度は肝炎ウイルス検査を受けてください。その「一度」を一日でも早く。
あなたと、あなたの家族のために。

お近くの提携医療機関で受診できますので、下記へお問い合わせください。

札幌市コールセンターTEL.011-222-4894

今までは、性感染やピアス、イレズミなどマイナスのイメージにより、いわれのない偏見などを受けた方も多いと思いますが、
今回の様に集団予防接種の注射器の使い回しが主な感染原因だと広報する事で、少しでも解消できればと思います。

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七夕祭り in 札幌緑愛病院

2012年07月05日 | 患者さんとの関わり
 
札幌緑愛病院では、7月5日七夕祭りを行いました。
2008年から、続けているのですが、歌の集いとカラオケ、ときどき地域の方の芸を披露してもらったりと楽しい行事の1つとなっています。
今年も、1時間程度ですが、歌の集いとカラオケで楽しい時間を過ごすことができました。みんなで集まって歌ったり笑ったり、やっぱりいいもんですねえー。

下の写真は左が祭りの開始時、右が、汗かいてはちまきしてるところです。
 

クローズアップ2012:基本合意1年 B型肝炎、進まぬ救済 毎日新聞から

2012年07月02日 | 肝炎救済に関連して
以下毎日新聞の記事から、Webにも公開されています。早く多くの患者さんが救われるようすすんでくれたらいいですね。

クローズアップ2012:基本合意1年 B型肝炎、進まぬ救済 和解1割未満、厚労省の審査態勢不十分
毎日新聞 2012年07月01日 東京朝刊
http://mainichi.jp/opinion/news/20120701ddm003040151000c.html

 集団予防接種の注射器使い回しを放置した国の責任が問われたB型肝炎訴訟は、国が感染被害者を一律に救
済することで和解基本合意が成立(11年6月28日)してから1年が過ぎた。救済可能とみられる10万人弱のうち、個別和解を目指す提訴者はまだ5184人。和解が成立したのはその1割にも満たず、17年1月の提訴期限に向け、全員救済への道のりは遠い。被害者たちは、厚生労働省の審査態勢が不十分な上、審査に求められる資料のハードルが高いことに原因があると訴えている。【佐藤心哉、伊藤直孝】
 「現状では早期救済を求めて合意した原告の気持ちがくまれていない。国には迅速な対応を求める」。基本合意1年に合わせ、札幌市で先月27日に記者会見した北海道原告団の清本太一副代表(35)は厳しい表情で語った。この日は全国で新たに675人が提訴した。だが、この1年で和解が成立したのは470人で、大半は基本合意前に提訴した被害者だ。
 基本合意は、国が肝がん、肝硬変など症状に応じて3600万~50万円の給付金を支払う内容。被害者それぞれが提訴すると、国が予防接種で感染したかどうかを審査して、確認されれば裁判所で個別和解が成立、補償を受けられる仕組みになっている。

 国は当初、書類審査は1カ月程度でできるとの見通しを示し、全国弁護団は患者の書類準備期間を含めても
提訴後2カ月程度で和解が成立するとみていた。ところが、書類提出後、厚労省から和解成立の可否や追加資料が必要かどうかの回答があるまで、大半は半年程度かかるという。
 例えば、慢性肝炎患者で北海道原告団の小川ルリ子さん(52)の代理人弁護士に、厚労省から「和解期日は11月11日」と連絡があったのは直前の昨年10月27日夕。しかも、追加書類として、集団予防接種を受けたという母親の記憶を書いた陳述書▽慢性肝炎発症の医師説明を受けたと証明する診断書--など4通を5日後までにファクスするよう求められた。
 かかりつけの病院では通常、書類を出してもらうのに1週間程度かかる。だが、この期日を逃すと、和解は更に2カ月後になる。翌日、急いで病院窓口に主治医宛ての手紙を渡して書類の準備を依頼し、弁護士事務所からファクスしたのは午後5時半過ぎ。小川さんは「国の嫌がらせにも思える」と憤る。
 厚労省は、結核感染症課の10人程度だった当初の審査担当を今年3月までに14人に増員。更に4月から課内にB型肝炎訴訟対策室を新設し、31人の専従態勢に拡充した。これで月100人程度だった審査のスピードが約300人にアップ。厚労省訴訟対策室の担当者は「審査態勢は十分整えたと考えている」と話す。

 札幌地裁の石橋俊一裁判長は基本合意直前の和解協議で「原告が生きているうちに和解成立を」と述べたが、このペースでは、提訴した患者の審査を全て終えるだけで1年以上かかる。全国弁護団代表の佐藤哲之弁護士は「今後の提訴を見越せば、今の3倍から4倍の態勢が必要ではないか」と指摘する。
 ◇厳しい条件、カベに 提訴者以外、どう援助
 救済のスピード化や広がりを阻んでいるもう一つの理由は、提訴自体の難しさにもあると被害者たちは主張している。国との基本合意に基づく和解は、裁判所を通した司法救済。予防接種を受けたことを証明する確実な証拠が求められるため、提訴に二の足を踏むことも少なくないという。
 国は提出資料として、病院のカルテ▽母子健康手帳▽市町村の予防接種台帳--などを例示。それがなければ接種痕を認める医師の意見書などが必要としている。
 しかし、患者が7歳未満の幼少期に受けた予防接種が対象となっているだけに、いずれも処分、または廃棄されていることが多い。また、母親からの2次感染被害者でない場合、予防接種による直接感染を証明するため、母親が感染者でなかった証明が求められる。だが、患者の多くは50~60歳代。母親が亡くなり、兄や姉もいなければ証明困難なのが実情だ。

 一方、全国弁護団によると、患者側にも「母子手帳がないと提訴できない」「発症後20年たつと権利が消滅し、提訴できない」などの誤解が多い。弁護団は患者向けの説明会を各地で開いたり、電話相談に応じたりしており、希望者には提訴に向けた資料や書類を送っている。だが今年2月に607件だった資料送付件数は月ごとに減り、5月は237件。これまで送った計2万362件のうち、提訴に必要な書類が返送されたのは3割の7263件にとどまる。
 国は昨年、和解のための財源を見込むにあたり、全国の救済対象を最大約45万人と試算し、原告側との基本合意に今後の恒久対策のための協議や真相究明と再発防止のための検討会の設置を盛り込んだ。弁護団メンバーや原告2人も加わった検討会は今年5月31日に初会合を開催。注射器使い回しが続いた原因などを調査し、年度内に提言をまとめることが決まっている。
 患者の救済に取り組む札幌緑愛病院肝臓センター所長の川西輝明医師(46)は「圧倒的多数の提訴できない人をいかに救済するか。検診無料化の他、誰もが最新の治療を迅速に受けられる環境整備をすべきだ」と話す。
==============
 ◆各地裁の提訴者数
 (6月27日現在、カッコは和解者数)
札幌   908 (91)
仙台   127  (2)
東京   981 (66)
新潟   179 (23)
金沢   112 (17)
長野    51  (6)
静岡   139 (11)
名古屋  301  (4)
大阪  1018 (92)
鳥取    92 (13)
松江    57 (14)
広島   488 (48)
福岡   639 (76)
熊本    42  (1)
鹿児島   38  (6)
那覇    12  (0)
計   5184(470)
==============
 ◇B型肝炎訴訟の主な相談先
 【弁護団】
北海道 011・231・1941
東北  022・796・0152
東京  03・3355・0611
    03・3352・7333
新潟  025・223・1130
名古屋 052・961・0788
大阪  06・6647・0300
福岡  092・883・3345
 ※その他の地域・府県は各地の弁護士会などへ問い合わせを
 【厚生労働省】
専用窓口 03・3595・2252
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