「鍼灸真髄」と「深谷灸法」を比べてみると、す
ぐに気づくことがあります。 「鍼灸真髄」の方が
ずっと病気名が少ないのです。 今ならごく当た
り前のアレルギーなど、それらしい記述すら見あ
たりません。
それと同時に、重篤(じゅうとく)と思われるような
病気すら、沢田先生は扱われていたことが分か
ります。 すごいと言えばすごい、危ないと言えば
危ないことですね...
これだけでも、昭和という時代が、医学にとって
も大きな転換の時代であったことがよく分かりま
す。 沢田先生の時代、医学は科学から恩恵
をほとんど受けられず、鍼灸とほぼ同等、または
それ以下の状態です。 沢田先生が活躍せざ
るを得なかったでしょう。
昭和の後半にかかり、医療機器と薬剤が画期
的に進歩しました。 こうなると国の「後押し政
策」も必要ないほどに、医学は信頼を勝ち得て
きます。 それと比例するように、漢方は枝葉の
療術となっていった... でも、その真価がどう
なのかは、まだ確証されていないですね。
ぐに気づくことがあります。 「鍼灸真髄」の方が
ずっと病気名が少ないのです。 今ならごく当た
り前のアレルギーなど、それらしい記述すら見あ
たりません。
それと同時に、重篤(じゅうとく)と思われるような
病気すら、沢田先生は扱われていたことが分か
ります。 すごいと言えばすごい、危ないと言えば
危ないことですね...
これだけでも、昭和という時代が、医学にとって
も大きな転換の時代であったことがよく分かりま
す。 沢田先生の時代、医学は科学から恩恵
をほとんど受けられず、鍼灸とほぼ同等、または
それ以下の状態です。 沢田先生が活躍せざ
るを得なかったでしょう。
昭和の後半にかかり、医療機器と薬剤が画期
的に進歩しました。 こうなると国の「後押し政
策」も必要ないほどに、医学は信頼を勝ち得て
きます。 それと比例するように、漢方は枝葉の
療術となっていった... でも、その真価がどう
なのかは、まだ確証されていないですね。