お灸!

お灸にはまっています。 お灸や漢方などの勉強をまとめてみたいと思いました。 「個人的感想」ですけど...

昭和?

2008-09-29 09:08:01 | Weblog
「鍼灸真髄」と「深谷灸法」を比べてみると、す
ぐに気づくことがあります。 「鍼灸真髄」の方が
ずっと病気名が少ないのです。 今ならごく当た
り前のアレルギーなど、それらしい記述すら見あ
たりません。

それと同時に、重篤(じゅうとく)と思われるような
病気すら、沢田先生は扱われていたことが分か
ります。 すごいと言えばすごい、危ないと言えば
危ないことですね...

これだけでも、昭和という時代が、医学にとって
も大きな転換の時代であったことがよく分かりま
す。 沢田先生の時代、医学は科学から恩恵
をほとんど受けられず、鍼灸とほぼ同等、または
それ以下の状態です。 沢田先生が活躍せざ
るを得なかったでしょう。

昭和の後半にかかり、医療機器と薬剤が画期
的に進歩しました。 こうなると国の「後押し政
策」も必要ないほどに、医学は信頼を勝ち得て
きます。 それと比例するように、漢方は枝葉の
療術となっていった... でも、その真価がどう
なのかは、まだ確証されていないですね。