検証 規制緩和ビジネスーー赤旗新聞連載

　７月に横浜に開業した、美容外科専門の「セルポートクリニック」は、規制改革・民間開放推進会議（議長・宮内義彦オリックス会長）が繰り返し提言してきた「株式会社による医療機関経営の解禁」の１号だそうです。　

　規制緩和の狙いは、医療を市場化して企業の参入を認め、利益を上げることです。　さらには、このクリニックを経営する株式会社バイオマスター社には、経済産業省からの補助金、政府系銀行やオリックス社の出資もあります。　（なーんだ結局はオリックスが儲けるためではありませんか。）

　今まで、医療機関は非営利団体に限られてきましたが、営利目的の病院が増えれば、投機の対象になって、行き着く先は患者の選別で低所得者は質の高い医療が受けられなくなる、医療にも格差が持ち込まれることになると結んでいます。（ふ～ん、民で出来ることは民で、とウチの市長も市立病院を民営化すると言い出しかねないかもね。とんでもない！！）

　赤旗新聞の取材力はすごいのです。　楽しみです。