今日の朝日新聞は、トップで「消費者金融 自殺で保険金年3600件、命が担保 裏付け」とサラ金問題を取上げています。
サラ金の貸し出し金利は、利息制限法の上限金利(元金によって年15~20%)と、超えると刑罰の対象となる出資法の上限金利(年29.2%)までで貸し出しをしています。これをグレーゾーン金利と言い、この異常な高金利が深刻な多重債務問題の根本です。 大手サラ金業者がお客に、保険料会社負担の生命保険に入らせ、「借金が返せないなら、保険金で返せ」と自殺に追い込む、これがサラ金業者の回収技だったことが、金融庁の調査で判明したというのです。
所で、秋の臨時国会に出される貸し金業制度改正の政府案が、とんでもない高金利温存案になりそうとのことです。関係有識者会議では、金利引下げとグレーゾーン金利廃止の方向でまとまっていたのが、政府検討会でガラリと変更されて、合計9年間も温存案とは!!
よほど、弱みを握られているのか、よほど高額の政治献金か、どちらにしても国民を裏切るものです。 以前にグレーゾーン金利分を返還させた方は、その後お元気かしら?