宮応ふみ子のいきいきブログ

厚木基地のある神奈川県大和市の共産党市会議員の8期32年の活動を卒業。一市民として、マイペースで時々の活動を綴ります。 

いまは亡き工藤さん!奥さんも息子さんもがんばりましたよ!IHIを相手にアスベスト被害根絶裁判。

2013年06月05日 | 折々のこと

もう1週間が経つけれど、これはブログに残さなければなりません。
 
私の地元で様々一緒に運動した工藤晃さんが肺がんに侵されなくなりました。 
工藤さんはIHI(旧石川島播磨重工)の社員として長らく働き、アスベストの吸引での発病とし、会社の従業員への安全注意義務があることと健康被害補償を求める裁判を準備している最中に亡くなりました。
 遺族がその意思を引き継いでの横浜地方裁判所での判決が5月30日にあり、私は傍聴に参加できませんでしたが大和からも多くの仲間が駆けつけました。

私は翌朝、早速奥さんに「頑張りましたねえ、工藤さんが天国でほめてますよ」と祝福の電話をさしあげました。

以下は私の夫・宮応かつゆきのブログですが、思いは同じなのでコピーを張り付けておきますのでご覧ください。
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宮応かつゆき

 5月30日(木)横浜地裁で、IHIを相手にした、元社員の遺族が訴えた「アスベスト被害の根絶、保障を求める裁判」の判決が出されました。原告は工藤義子さんと雄一さんは、元社員の工藤晃さんの遺族です。
私は生前、退職後の工藤晃さんと、大和市で一緒に活動していた仲間です。 家族思いで、孫の保育園の送り迎えなどに、うれしそうに携わっていたことを昨日のことのように思いだします。
同時に、会社の理不尽な差別待遇に対する怒りと職場の仲間への熱い信頼感を持っていた人でした。

 義子さんと雄一さんは、晃さんの「(アスベスト被害に対する)会社の責任を明らかにするために、闘わないといけない」と準備していた遺志を引き継いで訴訟に踏み切ったのです。
 私は、この提訴を知ったとき工藤さん家族の信頼関係の深さ、熱さに感動させられました。公判中は2~3度しか傍聴に行かれませんでしたが、30日の公判を直接法廷で聞くことができ、判決は、会社の安全配慮義務違反を厳しく断罪しました。

 義子さんは、判決について、「裁判所は『会社は、社員の健康と命を守る責任がある』ということを明確にしてくれた」「たくさんの社員のため、企業としての倫理を高くもってほしい」と語りました。
原告代理人の田淵弁護士は、「IHIは工藤さんだけでなく、すべての労働者に対して安全義務を負っている。企業側の法的責任を明確にした判決がもつ意義は、非常に大きい」と語りました。

 会社側の控訴の可能性は高いと思われます。判決の内容、意義を多くの労働者に伝え、また、アスベスト被害裁判を闘っている仲間との連携・連帯を強めたたかいを強めていくことが求められていると思います。工藤さんの遺族を支え、私も力を尽くしたいと思います。

**これを機会に宮応かつゆきのブログもご覧ください。 http://blog.goo.ne.jp/k-miyaou/m/201305

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