今年の環境厚生常任委員会で、高松市の病後児保育制度を視察したことをこのブログでも書きましたが、大和市でも「病後児保育制度」を行う計画があります。その計画がどこまで進んでいるか、一日も早いオープンをと言うような一般質問をします。
そこで、市内のもみの木医院に伺いました。 前日に申し込みの電話をすると、いまインフルエンザの大流行で、保育時間内は手一杯で対応出来ないとのことですので、午後6時半以後に伺いました。 定員6名のところ、今日は12名を受け入れているそうです(急遽、登録保育士を3名増員して)。
入室を待っている間にも、お父さん、お母さんが息せき切ってお迎えです。 ピーピー泣いてばかりいるお子さんの様子に、心配したお母さんが「ずーっと泣いていたんですか」と心配そうに聞くと、保育士は「いえいえ、お昼寝もしっかりしました。」と。
神経が高ぶってはと入室を控えていましたが、残り二人となったので、入室させていただき、説明を受けました。比較的広い個室が3つ、トイレも3つ、これは病状によって分けなければならないからです。 一日2000円の保育料は、全国的な相場とのことですが、高松市の例でもそうですが、まったくの赤字で保育士の賃金にもならないのです。
思わず「それでも、やるのはなぜですか」と聞くと、小児科のドクターでもある院長の「まるごと子どもを受け入れる」的な夢だそうです。 厚生労働省は、様々な保育メニューのうちの「病後児保育」を進めています。 私が民間企業で働いていた時は、父も母も元気でしたから、子どもの病気の時は、大和から横浜の自宅まできてもらったり、私が預けに行ったり、早朝、熱が出て、どちらも休めない時は、大騒ぎでした。
今、働く条件は、もっと厳しくなっていることでしょう。 病後児保育の開所、補助の開始の必要性を実感した視察でした。 共産党の県議候補となった夫も一緒に参加しました。