
本来、普通に公道走ることを考えれば、7psのホンダ・スーパーカブ50で十分ですよね。
法定速度を考えても、それ以上の馬力は必要ないのですが、
それだけでは「魅力的なバイク」と言えません。(笑)
もっと排気量を増やしパワーを上げることは「実用とは異なるバイク」が生まれることになるのですが、
ある意味、不要なパワーも「所有する意義」では必要となる訳です。
これは人の「心理的な問題」です。
例えば、100km出すには10psのエンジンで十分出ます。
さらに200km出すには最低でも40psのパワーが必要です。
さらにさらに、300km出すには160psの馬力が必要となるのですが、
実際は公道でそんな速度を出せる場所はありません。(笑)
しかし、300km出るバイクで100km走行するのと、
10psで限界状態に近い100km走行するとではライダーにもたらすストレスが大違いです。
要するにパワーは「重要な保険」ということです。
そこにはじめて「所有する意義」が生まれるんですよね。
本来、公道走るには10psもあれば十分ですが、そう考えるとそれ以上の余裕が必要です。
リッター系スーパースポーツに関しては、各メーカーとも今なお「パワー合戦」を行なっています。
そのうちカタログ上で400km走るバイクが登場するかもしれません。
現実とあまりにかけ離れたバイクともなると必要性を感じることが出来なくなりますが、
それでも、ある程度の余力は必要です。
個人的には排気量が600〜750cc以内で、パワーは80psほどあれば全てに対して問題ないと考えています。
車体は軽量で細く、取り回しが楽で、よく走る。
求めることろはこれです。(笑)
これを満たすには中型では若干ですが不十分で、
逆に大型ではリッターバイクほどのパワーは不要と言ったところです。
いわゆる「ミドルサイズ」と呼ばれる車種がそれにあてはまるのですが、
趣味的な要素を求めるならもっとパワーがあってもいいかもしれません。
ただし、一般公道を走ることだけを考えれば、
本来これだけのパワーは必要ないことも知っておかなければならない気もしますね!(笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます