今日は、またまた「激安大型バイク」のご紹介です。(笑)で、今日のモデルはカワサキの「ZX-12R」。
知ってる方は40歳以上になると思われますが、2000年に登場し2006年まで販売されていました。
基本的なコンセプトはスズキ「GSX1300Rハヤブサ」や、ホンダ「CBR1100XX スーパーブラックバード」のライバル車で、
最高速300kmオーバーを目指した市販車「最速型のオートバイ」です。
また自社の「ZZR1100」の後継モデルとして新しいコンセプトを持ち出し登場したビッグパワー系の大型バイクだったりもします。
90年代の後半、当時は完全にスズキの「GSX1300Rハヤブサ」に最高速記録を奪われていた状況で、
大型バイクのカワサキとして、起死回生そのプライドが造らせたマシンと言えるものだったんですが、
新しいコンセプトとしてツアラーとしての気質をあえて薄め、スーパースポーツのマシンとしての性能も同時に計った結果、
レースシーンで使われ始めた1000ccモデルとの対比で「どっちつかず」の立ち位置になってしまい、
若干失敗した感はいがめないオートバイでもあったんですよね。(笑)
結果的には2008年に再登場した「ZZR1400」にその座を譲り終わってしまうのですが、
今考えてみると、ある意味、カワサキの超ビッグバイクとしてメーカー自体が模索してた時期だったのかもしれないです。
で、肝心の中古市場ですが、平均的に見ると40万円代が多いです。
総額でも50万円を超える事はなく、年式で差が出ることもあまりない感じですね。
スペックに関しては、エンジンが水冷式4サイクル並列4気筒DOHC4バルブで排気量が1200cc。
最高出力が178ps(ラムエア加圧時で約190ps)で最大トルクは約14kg。
ガソリン容量は20リットルで市街地での平均燃費が約18kmあたり。
計算するとフル満タンで走れる航続距離が360kmなので、片道180kmと言う事になります。
ツアラーで考えればもっと燃費が良くてタンク容量も大きい方が良いのですが、
先程のスーパースポーツのマシンとしてのデザインが優先された結果、こう言った状況になったと考えられます。
また、ちょっとした知恵袋ですが、乗り味は同時代の「GSX1300Rハヤブサ」に比べ、
比較的「運転しやすい」感じで見た目とは裏腹にライダーを選ばないスムースさとなっています。
2002年式から後期モデルとなってて、若干のマイナーチェンジが行われています。
古いマシンとは言え、性能は十分にありますから、好みに合わせて乗ってみるのも良いかもしれません。
とにかくこれだけのビッグマシンがこの安さですから、
新車に全然手が届かない、はたまたボクの様な貧乏気質の高い、また本当に貧乏なライダーにとっては、
超オススメの1台だと言える気がしますね!(笑)
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