
カワサキにとって過給器を持たないリッター系スポーツの頂点と言えば、やはりSSからなる「ZX-10R」がそれにあたる訳で、その登場は遡(さかのぼ)る事、2004年からとなっています。
で、そこから、その「ネイキッドモデル」として同年に登場した「Z1000」があり、さらに「スポーツツアラー」として派生したモデルが2011年から登場した「ニンジャ1000」で、
現在では、より進化したモデルとして、2020年より「ニンジャ1000SX」へとなり、現行型として売られています。いやぁ、最近のカワサキは派生しまくっていますよね。(笑)
またカワサキの場合、過給器(スーパーチャージャー)を装備したスーパースポーツ(SS)となる「H2カーボン」を基本とし、そのスポーツツアラーにあたる「H2 SX SE」であったり、
スポーツネイキッドの「Z H2 SE」などもありますから、もうこのリッター系排気量スポーツだけでも「カワサキ大渋滞が起こってる」のが現状です。(笑)
上記で書いたものは、いわゆる、カワサキにとってのスポーツモデルの派生を、それぞれで順を追って見てるカタチとなるのですが、リッター系スポーツモデルだけでもこれだけの種類があるので、
見た目だけでは違いが分かりにくい感があり、オートバイをよく知らないユーザーにとって、カウルのある無しかハンドルポジションぐらいしかその違いに気がつかない状況になってる気がするんですよね。
特に1世代前の「ZX-10R」と、この現行型「ニンジャ1000SX」は見た目がそっくりで、いよいよ「何だかよく分からないなぁ」って思ってる人も多いんじゃ無いでしょうか。(笑)
現在のカワサキはホンダをも凌ぐ勢いを持っており、ラインナップもそれに負けないほど多くの車両を保持してるのですが、逆に「類似してる車両が多い」事も言える気がするんですよね。
それが良いか悪いかは、人それぞれの見方で違うと思うのでうが、オートバイ初心者にとっては「どれを選ぶか?」迷っちゃいそうですよね。(※ここがボクとしては非常に気になる部分だったので…)
で、お話を今日の主役「ニンジャ1000SX」に戻しますが、2020年に登場した比較的新しい車両となります。まずそのエンジンは水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで、
排気量が1.043cc、最高出力は141psで最大トルクが11.3kgとなっています。またガソリンタンク容量は19リットルで、市街地での平均燃費が約17kmなので、満タンからの航続距離が約323kmです。
基本的なスペックや電子制御は「Z1000」とほぼ同じですが、詳しく見ていきますとフレームはアルミ製のダイヤモンド式で、スイングアームもアルミ製、またフルカウル仕様でハンドルはアップ式、
大型の風貌(カウル)でより快適にロングツーリングが楽しめる仕様でありながら、サーキットに持ち込んでスポーツ走行も十分に出来るものとなっています。
さらに、ライダーのミスを軽減するアシスト&スリッパークラッチが装備されてて、パワーモード(2モード)や前後連動式のABS、トルクコントロールに自動運転出来るクルーズコントロール、
また、スライド&トラクションコントロールに、カワサキ独自のアップダウン式クイックシフター、車体姿勢を制御する「IMU」(慣性計測装置)なども標準で装備されています。
かなり充実した装備を持っていますが、これで新車価格が1.595.0000円(税込)となっています、で、高いか安いかは微妙なので、この価格をどう見るかは人それぞれって感じでしょうか。(笑)
さらに、車両のジャンルとしては「スポーツツアラー」と言う事になるのですが、非常にスポーツ性が高い仕様となっており、エンジンパワーの特性も「スポーツ&マイルド」となっていますから、
広いワインディングであれば結構楽しい走りが期待出ると思いますしサーキットでの走行も十分に楽しめるはずです。またカワサキに対して最近は社外メーカーも多くのスペシャルパーツを販売していますから、
走りにこだわりたいライダーなら吸排気の交換やコンピューターの書き換えなどで速いマシンに振ることも出来ますし、逆によりツーリングかーに振りたいなら専用のパニアケースなどもありますし、
多彩な箇所に対して軽量パーツもたくさんありますがら、少しだけカスタムして乗るのが楽しいかもしれません。さて、そういった「ニンジャ1000SX」ですが、いかがだったでしょう!(笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます