なぜかよく分かりませんが、250ccクラスの4スト4気筒を持たなくなったスズキが、
カワサキからOEM供給で販売してたのがこのスズキ「GSX250FX」です。
基本的にはカワサキ「バリオスll」と同じもので、販売開始は2002年から。
エンジンは水冷式4スト4気筒DOHC4バルブで排気量は249cc、
最高出力が40psで、6速MT、機械式キャブとの組み合わせです。
ガソリンタンク容量は15リットルで市街地での平均燃費が約25km。
1回での給油で走れる航続距離が約375kmという計算になります。
タイヤサイズはフロント110/70-17 45H、リア140/70-17 66H。
最終モデルは2007年までで「バリオスll」と併用状態で販売されていました。
この「GSX250FX」が登場する前までは、
ちゃんと自社で作られた「バンデッド250」や「GSX250S刀」などがあったのですが、
2000年あたりを境に全て生産終了してしまい、
なぜかカワサキからOEM供給というカタチでこの「GSX250FX」を販売します。
理由は全く分かりません。(笑)
仕様に関しては「バリオスll」と違いはほとんどなく、カラーリングとエンブレムぐらいです。
当然、外品バーツも同じものが使えるので、
「バリオスll」のマフラーで購入しても「GSX250FX」への取り付けが可能だったりします。
この時代、スズキとして250ccクラスの4スト4気筒を自社で作らずOEM供給の道を選んだのはなぜか?
「バンデッド250」の新型を開発しなかった理由として個人的に考えられるのは2つ。
バイクが売れなくなり「開発費を捻出できなかった」ことと、
自社で「製造するコストが難しくなっていた」こと。
しかし、大手メーカーとして250ccクラスの4スト4気筒バイクの存在は必要不可欠であることから、
こう言ったカタチをとらざる得なかった…、そんな感じでしょうか。
まぁ、全て憶測なので何とも言えませんけどね。(笑)
バイク自体は現在売られている250ccモデルより高性能でABSとインジェクション化すると、
かなり高額なバイクになります。
新車で4スト4気筒バイクが存在しないので、
中古市場ではかなり高額なものになっています。
「GSX250FX」は球数も少ないですし、高年式で程度の良いものになると50万円以上するので、
購入するとなると「新車とどちらにするか?」という選択になります。
将来の希少価値を考えるなら「GSX250FX」の方が良いという感じですかねぇ!(笑)
見事に間違ってました。(笑)
ありがとうございます。