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Good Frlend!(motovlog)

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発売直ぐに免許制度改訂…、ホンダGL500(ホンダウイング)。(番外編vol.3324)

2022-07-27 00:28:32 | 日記

現在、アメリカ(北米)を中心に、カフェレーサーカスタムのベース車として人気があるホンダ「GL500(ホンダウイング)」です。その特徴は横置き型のV型2気筒エンジンにありました。

で、登場時期は1977年で、国内外「同時に販売開始」されたモデルだったのですが、実は、その直前にあたる1976年に中型排気量として「400ccまでを上限」とした「免許制度の改定」が突然決まり、

既に「開発済み」だったこの「GL500(ホンダウイング)」は、結果として仕方なく「大型バイク扱い」として国内でも販売されます。(笑)

本当は普通に「中型排気量クラス」としてホンダが開発したオートバイだったのですが、不思議とこの状況を見るに法律の改定をホンダが「事前に知らなかった」と言う事になります。

これはあの名車「CB400Fフォアー」を見ても分かる事で「GL500(ホンダウイング)」とほぼ同時期に登場した初期モデルが、最初「408ccだった」事はオートバイ好きならよく知ってる話ですよね。

今、これと同じことが起こる可能性はゼロに近いですが、当時はオートバイメーカーでさえ国から「事前通達がなかった」と考えられます。

普通にこれっておかしな話ですが、まだ当時の日本って「そいゆう時代だった」のかも知れません。(現在なら例えば2019年に改訂された新排気ガス規制は、2021年まで開発に猶予がなされていました…)

まぁ、それが故に「GL500(ホンダウイング)」の場合、国内販売だけでなく海外でも売られることとなったのですが、結果的には1年だけ…、結局同年の1977年で直ぐに生産中止となってしまいます。

また逆に大きな話題となって人気を得る可能性が高かった「CB400Fフォアー」は、改定のあったその年の1976年時点で直ぐに398ccまで排気量を下げて販売続行となっています。

その分、今じゃ初期の408ccは珍しい車両となり、現在ではとんでもない価格(300万円以上〜)で売られていますよね。(笑)

で、お話をこの「GL500(ホンダウイング)」に戻しますが、まず画期的だったのはエンジンで、あのモトグッチの様な横置き型のV型2気筒エンジンが搭載されていました。

後にも先にもホンダでこのエンジンを搭載したモデルって他では出ておらず、いかに珍しいエンジンだったかが現在でも伺えます。

それだけに、海外、特にアメリカ(北米)では今でも現存してる車両を大切に保管してたり、上記で述べた「カフェレーサー仕様」にカスタマイズして新たに乗られていたりします。

要するにアメリカ(北米)では現在でも一定…、それなりの人気を維持し続けていると言う事になります。

また正確な排気量は496ccで、最高出力が48psで、最大トルクは4.1kgとなっていました。さらに横置きエンジンからの駆動伝達は一般的なチェーンではなくシャフトドライブで行われており、

いわゆるV型エンジンを搭載した自動車(FR)と同じ仕組みで作られていたんですよね。で、この仕組みが日本人よりアメリカ人にウケてて現在でも人気があるということの様です。

さらにホイールは当時のホンダを彷彿させるコムスターホイールで、フロントが19インチ、リアが18インチとなっていました。

また、ガソリンタンク容量は17リットルで市街地での平均燃費が15km、満タンからの航続距離は255kmと言う計算になります。

で、この「GL500(ホンダウイング)」のその後ですが、1979年に後継モデルとして国内のみで「GL400」が登場し、その後のアメリカでの人気を見て輸出用に「GL500カスタム」が販売されます。

またそのスタイルを見るに2台とも「GL500(ホンダウイング)」とは大幅に違い、アメリカン(クルーザー)のスタイルをしてる事から、強くアメリカを意識してる事も伺えます。

まぁ、最初の登場から「2年の間」をあけての2世代目となるのですが、今度はしっかりユーザーの心を捉える1台として2台(GL400・GL500カスタム)とも1981年まで売られることとなります。

で、最後に「GL500(ホンダウイング)」の中古市場を見てみますと、大体安いもので60万円あたりから、高いものになると150万円前後で取引されています。

この差は確実に程度によるもので、多少やれてても普通に走るものだと100万円以上するのが平均となっていますし、たった1年間だけの販売でしたから、とにかく極端に球数が少ないです。

十分に「レア車」と言ってもいいと思うのですが、国内人気とつながってるとは個人的に思えません…、なので価格以前に買う人がいるかどうか?はよく分からないですけどね!(笑)






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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (にわかグッツィ乗り)
2022-07-28 12:36:31
コレ、グッツィよりギャンギャン回って楽しいらしいですよ
たまに見かけますが手頃な旧車ですよね
自分はgl1000の75年式乗ってますが、この頃のホンダの試行錯誤したエンジンは面白いですよ
返信する
ありがとうございます。 (ムーニーマン)
2022-07-28 22:39:47
いつもレスありがとうございます。

1975年式の「GL1000」に載ってるんですね。
良いなぁ、(笑)

確かに振り返るとこの時代のホンダって試行錯誤の時代でもあった気がボクもします。
色々なものにあえて挑戦し、失敗したら他へ、成功したら継続の道。
今と違い次のオートバイがどうなっちゃうのか?
全然予想がつかない時代だった気がします。

それにしても「GL1000」ですかぁ。
いいなぁ。(笑)
返信する
Unknown (にわかグッツィ乗り)
2022-07-30 20:09:11
期間限定でレッドバロンに委託で販売してますんで、お好きならどうぞ!
一応磨きとガラスコーティングはしときましたよ
返信する
ありがとうございます。 (ムーニーマン)
2022-07-30 22:15:33
引き続きレスありがとうございます。

あれ?手放すお話ですね。勿体無い気も…。
いやぁ、しかし現実問題として今ボク、お金が全然ありません。(笑)
悲しいかな、愛車のビューエルも車検切れのまま、この1ヶ月放置状態。
とにかくコロナが影響してイベントが行われない、広告の仕事が激減してる状況が続いており、
私の個人事務所も火の車で、ギリギリの生活を余儀なくされています。(笑)

じゃあなかったら、正直マジで欲しいしいところですけどね!
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