
歴史を遡ると「ベネリ」と言うオートバイメーカーは1911年にイタリアで生まれた老舗のメーカーだったのですが、経営不振から現在は中国のオートバイメーカー「銭江グループ」の
傘下にあり、それが故に海外販売まで行う「大型マーケット」を獲得し現在に至っています。そんなベネリが2018年に開発したモデルが、この「インベリアーレ400」です。
もちろん日本でも購入可能で、全国に正規代理店が存在しています。また排気量で言う「ベネリ」のラインナップの中ではとフラッグシップモデルに値するのですが、
それよりなんと言っても最大の特徴は「フォルム」です。戦後の1940年代から1960年代にかけて作られてた「ベネリ」古いモデルの復刻版とも言えるもので、非常にクラシカルなデザインが
印象的な1台となっています。とにかくこれが現在「新車で売られてる」ってところがが良いんですよね。(笑)
で、そのスペックを見てみますと、エンジンは空冷式4スト単気筒SOHC2バルブで、正式な排気量が373.5cc、最高出力は21.1psで、最大トルクが4.5kgとなっています。
もちろん現役モデルですから新車で購入可能でそのお値段は、668.800円(税込)とかなりお安いです、また設計はベネリチームで考案されており、生産は中国の「温嶺市」で行われています。
この工場が思いの外、巨大で「銭江グループ」で「温嶺市」が成り立っていると言った状況のようです。それだけに「ベネリ」も世界展開して販売が出来てるとなっている様なんですよね。
ただ、そうなると思いっきり中国傘下ですからこの「インベリアーレ400」を純粋なイタリア製とみるか?それとも中国製のハイブリッドと見るか?はそれぞれの思い1つですが、
ボク的にはやはり「ベネリ」とメーカーのネーミングが付いていますから、どこで生産されていようがイタリア製と考えたいです。
ちょっと意味合いが違いますが、この手の海外工場で生産されてるモデルって、傘下では無いものの日本製に関しても同じ様な事が言えるので「そう思いたい」って感じですけどね。(笑)
で、性能に戻りますが、フレームはダブルクレードル式で、マフラーはキャプトン式マフラー、カラーリングはブラックとシルバーの2種類で、キャブはフューエルインジェクション(FI)、
ホイールサイズは、フロント19インチ、リア18インチとなっており、ガソリンタンク容量が12リットル、市街地での平均燃費が大体30kmなので、満タンからの航続距離は約360kmと言う
計算になります。またブレーキシステムは前後とも安全を考慮してディスクになっており、ここは本来の旧車と見た目で大きく違う部分と言えます。
さらに国産車で言うとカワサキ「W」シリーズもしくは「メグロ」に近いデザインですが、これは逆に言うと国産車の方がこのベネリ「インベリアーレ400」に似てると言えます。
性能や素材から来る品質は決して良いとは言えませんが、とにかくヨーロッパの古いオートバイが「タイムスリップ」した感じのデザインは、それを考慮しても魅力的と言えそうです、
正直、個人的には70万円ちょいで買えますし400ccあれば十分なので、買えるものなら欲しいです。(笑)ジェットヘルにゴーグル、そしてシングルの革ジャンにブーツが似合うこの雰囲気、
いやぁ、トコトコ走りで颯爽と風をきれば、たまらないですね。もしこの「ベネリ」の本当に古い当時モデルを購入するとなると、博物館ものですから到底値段が付かないレベルです。(笑)
それが新車で買える訳ですから、庶民的な見解で言いますと、これで全然OKって感じです。ボクならこれをベースにカフェレーサーにカスタムして乗りたいですね。(笑)
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