
今日のお話はアメリカで近年、忽然と巻き起こってる「曲芸のり」集団である「ストリートファイター族?」を取り上げます。ただ、彼らに対して未だに「正式な
言われ方」が曖昧なので、我々が観る雑誌やWEBなどでは「アメリカの暴走族」とも紹介されてる感じだったりします。要するに、まだ「新しいムーブメント」
だったりするって事ですね。で、その特徴はアメリカの高速道路を、とんでもない台数のオートバイで「エクストリーム」的な乗り方で暴走する集団行為で、先日まで
紹介してきたチーム化されたものではなく「ネットなどの呼び掛け」で、たまたま集まった単独的なライダーの集合体だったりします。この辺りは、まさに今の時代
って感じがしますね!(笑) また彼らに乗られてる車両の多くは、いわゆる日本製からなるスーパースポーツ(SS)に属するものが多く、特に「大型ミドルにあたる
600ccスポーツ」に集中してる感があったりします。更に彼らを知ると、若者を中心とした、ヒスパニック系や黒人系アメリカ人が多く、それに一部の白人が混じって
ると言った構成で見ることが出来ます。とにかくプロのエクストリーム選手がオートバイショーなどで行ってる「曲芸のり」を、一般の高速道路で集団化して行っており、
少し前の動画などだとアメリカの警察に追われてるシーンが動画で見れたりします。要は彼ら自身が敢えて「自分たちで動画を撮影してる」んですよね。それを大々的に
YouTubeなどに上げて世界中に配信してる訳です。また一昔前なら警察もパトカーでそのままバイクに突っ込んで無理くりに転倒させ、拳銃で脅しながら取り締まってる
感じだったのですが、最近はそう言った動画が出回ったおかげで世間の批判が高まり、簡単に摘発出来ない状況になってたりします。彼らの目的は「自己主張」と
自身の「運転テクニック」にあり集団で走ってはいますが、爆音を轟かせながらグネグネ走る日本の暴走族とは少し「目的」が違ってたりします。要するに「迷惑の質」
が違うんですよね(笑) とは言え、もちろん危険な「曲芸乗り」をしてる訳ですから途中で転倒したり事故を起こしたりするので、たまたま鉢合わせた一般車両から
すればいい迷惑です。また相変わらず現在でもこの行為は過激さを増しながら続いており、いまだに最盛期であると言えます。更に彼らの車両を細かく見てみますと、
フルカウルの車両のカウルを外してネイキッドスタイル(ストファイ)にして、セパハンを横に広がった一文字形状のバーハンドルに交換し、転倒を見越してサイドガード
やリアガードなどが付いてたり、ステップをリアにも追加してウイリー時によりアクロバットな姿勢を取れるようにしてたり、直角まで競り上げたウイリーを安定させる
為にリアブレーキを異常なまでに強化してたり、派手なカラーリングが施されてたりします。またこの行為は世間に対するアピールと言うより、集まった「仲間同士での
テクニック競争」や、同類の「仲間に対するアピール行為」だったりする感じです。まぁ、誰が一番凄いことが出来るか競ってるんですよね。また暴走族とは違い、
あくまで運転技術をアピールしてるので赤信号だとちやんと停止してたりします(笑) ただし、そこでも車両をウイリーさせながら停止線上でグルグル回ってみたり、
ホイルスピンさせてみたり危険行為は行われてたりします。また警察が現れると、あっという間にちりじりばらばらになり、捕まることを避ける為に逃げてたりもします。
とにかく彼らは少なくとも運転が上手いので、狭い路地を掻い潜り逃げるのも上手いです(笑) ただまれに一般車両と揉める事もあり、クルマを蹴るシーンなども
観ることがあります。更に人のもよりますが、しっかりツナギを着て安全を確保してる人もいれば、ヘルメットは被っているのに上半身裸で走ってる人もいて、身体中に
タトゥーが入ってる人もよく見かけます。まぁ、要は彼らも結局「ヤカラである」訳です。オートバイの性能向上と新しい時代が作り上げたムーブメントとも言えますが、
世間に対して「オートバイ=悪」と言った印象を与える部分では、これまで紹介してきたものと大きく違いは無いとも言えます。さて、今日はそんな「曲芸乗り」を
しながら集団で高速道路や一般道を爆走する「ストリートファイター族?」をご紹介しましたが、いかがだったでしょう!(笑)
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