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働くハーレーダビットソン、サービカー。(番外編vol.3925)

2024-04-14 14:38:36 | 日記

今から100年以上昔の1900年前後にあった「生まれて間もないオートバイたち」って、大半が実は「サイドカー」だった事は意外に知られて

いない事だと思われますが、要するに当時のオートバイって、今と違い「運搬用」の1つとして考案されたからだったと考えられています。そん

な中、アメリカの有名メーカーの1つである「ハーレーダビットソン社」が、1932年に新しい「商用モデル」として開発したのが、今日ご紹介

する「サービカー」だったんですよね(笑)。まず、見た目は今で言う「トライク」の様な「3輪車」で、後部にあたる部分が、荷台となっており、

様々なお客様の用途に合わせて、色々なタイプに受注生産されてたものだった様です。もちろん、当時メインとして大量生産されてた「サイド

カー(サイドバン)」と併用しており、他にも「軍用車」や「農家の運び車」としても、色々なタイプのものが作られてたみたいなんですよね。

古い「ハーレーダビットソン」をよく知ってる人には、多分、馴染みがあり「そんなの知ってるよ!」って感じなのかもそれませんが、ボクは

この「サービカー」の存在自体を知りませんでした(笑)。そもそも、ヨーロッパでは「2輪車で走るオートバイ」は、ちょび髭を生やしステッキ

を持ってる「お金持ちの道楽用」であり、実際、一般に対して大量に生産されてたのは商用車として生まれてた「サイドカー(とは言え荷台は

人じゃなくて荷物が積める状態のサイドバン)」だった事は知ってました。また日本でも似た様な流れがあり、現在は存在していませんが、海外

(特に英国とアメリカ)から持ち込んだオートバイを改造して似た様な「運搬車」として活用してた事も記実として残ってたりします。まさに、

静岡県浜松市にあった「小さな町工場オートバイメーカー」以前の話で、時代としては昭和初期の頃となっています。で、お話を戻し今日の主役

であるこの「ハーレーダビットソン社」の「サービカー」ですが、初期モデルのエンジンは「フラットヘッド」と言うナックルヘッドより古い

エンジンの頃で、勿論、V型2気筒。またその用途ですが、主に「配達」「広告宣伝」「警察車両」として使われてた様で、仕様を見てみますと、

排気量が1200ccで、最高速は50〜60kmほどが限界の3速MT、シフトはジョッキ式で、クラッチは左のフットレスト付近に設置されてた感じです。

但し、エンジンの耐久性は非常に高く、小さな故障はあれど直して乗ると言った状況だったとなっています。またこの「サービカー」が倒叙した

背景には当時の社会事情も関係しており、いわゆる世界恐慌(1929年〜)だった事が1つにあった様です。更に「サービカー」と言うネーミングです

が、お察しの通り「サービスカー」をもじったものでです(笑)。まさに「働くハーレー」と言ったオートバイですが、以降についてはしばらく生産

されており、エンジンがフラットからサイドバルブエンジンへ変更されてからも少量ながら作られていた様です。で、もう少し詳細を見てみますと

基本ベースに「G」と言うモデルがあり、エンジンはフラットで車重は619kg、またサイドバルブへと以降してからは排気量が低くなり742.66ccで、

最高出力が22ps、トランスミッションは前進3速、後退1速のMTで、ガソリンタンク容量が12.9キロリットル。ホイールサイズは全て16インチで

勿論、3輪となっています。ちなみに現在はコアなビンテージファンに「貴重品」として扱われており、オリジナルで現存してればかなりの高額なもの

となっています。具体的には多分、1.000万円以上って感じでしょうね(笑)。さて、今日は「働くハーレー」と題してこの「サービカー」を見て

行きましたが、いかがだったでしょう!(笑)




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4 コメント

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Unknown (にわかグッツィ乗り)
2024-04-14 20:42:52
サービカーですか

僕もあまり詳しくはないのですが

サービカーのエンジンはGモーターと言われ長年使われていたモデルなので

WL系のベビーツインのエンジンと同型なのもあり後期型のエンジンをwlに載せ替えるために部品取りされた個体も多いようです。

1200ccの方はULてモデルと同型で
ナックルヘッドと同じフレームに積まれた個体がナックルと同等の価格帯だったりします

オイラは今WLかWLAの方の個体を探している最中です。
ですがやっぱ物価高がしんどいですね
返信する
単車の期限 (若おじさん)
2024-04-15 12:38:21
おっしゃる通りの起源故にサイドカーから側車を取り外して走行部分単体で乗る状態を単車と呼ぶ様になったと何処かで耳にした記憶あります。
返信する
ありがとうございます。 (ムーニーマン)
2024-04-15 13:20:42
若おじさんさん、いつもレスありがとうございます。

ボクはオートバイを色々買えない分、つい調べて楽しむ傾向なのですが、
それでもこの「サービカー」の」存在はは知りませんでした。(笑)

ただ、考えてみると当時ならあっても不思議ではなく、
運搬用として「サイドカー(サイドバン)」と併用されててもおかしくはないですね。

そうですね!
「単車」と言う言われ方は、サイドカーなどの「側車」があっての名称で、
時代が古ければ古いほど、需要の違いもあったと考えられますよね。

ありがとうございます。
返信する
ありがとうございます。 (ムーニーマン)
2024-04-15 13:26:35
にわかグッツィ乗りさん、いつもレスありがとうございます。

さすが!ハーレーに詳しいですね!
特に古い車両やそれに搭載されてるエンジンはハーレー好きにとって、
一番の知りたい部分じゃないかって思うのですが、
残念ながら、ボクの知識は非常に中途半端です。(笑)

ただ、ある程度は知ってるのですが、掘り下げて詳しくは知りません。
特にナックルより古いものは未知の世界ですね。(笑)

しかし、ここまで古いビンテージとなると大人の心を捕えちゃいます。(笑)
どこか「性能を超える魅力」をボクも感じます!

ありがとうございます。
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