トルクで走ると言ってもいいほど強烈な加速力を持つヤマハ「MT-01」です。
2004年から2009年まで輸出専用車として販売されていました。
コンセプトはクルーザーなどで使われる大型排気量をスポーツネイキッドに搭載するとどんなバイクになるか?です。
使われているエンジンは「XV1700系」からの流用もので、
それを、さらにスポーツ用に味付けしたものです。
排気量は1,670cc、水冷式4ストV型2気筒OHV4バルブで最高出力が90ps。
5速MTで機械式キャブとの組み合わせです。
また、V型エンジンでは初めて「EXUP」可変バルブを採用しており、出力以上の加速力を誇っています。
ガソリンタンク容量は15リットルで市街地での平均燃費は約20km。
1回での給油で走れる航続距離が約300kmという計算になります。
タイヤサイズはフロント120/70 ZR17M/C(58W)、リア190/50 ZR17M/C(73W)です。
トップスピードこそ200kmそこそこですが、ゼロ発進からの加速力は相当なもので、
あの「VMAX」に匹敵すると言っても過言じゃありません。
元々、大型クルーザーに搭載されているエンジンなので中低速でのトルクが太く、
それを軽量な車体に搭載しているため、そう言った味付けになってるんですよね。
また、この「MT-01」の登場でヤマハの「MT」シリーズがスタートすることにもなります。
今年の5月には「YZF-R1」のネイキッド版として「MT-10」が販売される予定となっています。
この「MT-01」は既に生産中止となっていますが、
「MT-15」、「MT-25」、「MT-03」、「MT07」、「MT-09」、「MT-10」と、
排気量別に豊富なラインナップが揃っているんですよね。
独特の鼓動で走る「MT-01」は独自の世界観を持っているので、
海外では人気モデルとして扱われていました。
国内での中古市場を見ると程度の良いもので約80〜100万円あたり、
希少ながらもそれなりに球数は豊富で同一のクルーザー系より安く売られています。
人と違ったバイクを求めてる人にオススメです!(笑)
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