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もうこんな50ccバイク出ないシリーズ 第3弾、カワサキ・KSR-1。(番外編vol.3613)

2023-05-27 00:03:41 | 日記

1986年に登場したスズキ「GAG」を皮切りに、翌年にはホンダ「NSR50」や、ヤマハ「YSR50」などの本格スポーツ走行が可能となった「ミニバイク」系が

登場するのですが、カワサキも少し遅れた1988年に、まず「KS-1」と言うオフロード車を意識したデザインの車両を登場させます。ただしこの「KS-1」は、

高出力なエンジンを備えてはいたものの、10インチサイズのホイールを採用してた事でコーナリング性能に若干の問題を抱えていたんですよね。そこで新たに

12インチサイズのホイールを採用した「KSR-1」を1990年より2世代目のモデルとして登場させる事となります。まさに今日ご紹介する車両となります。また

先代の「KS-1」との違いは、もちろんホイールサイズだけでなく、フロントの倒立式フォークであったり、空冷式だったエンジンを水冷化したりと、大きく変化

をもたらす車両となっていたんですよね。また他の車両が「レーサーレプリカ」を縮小したモデルだったのに対し、カワサキはオフロート車としてのイメージを

強く持たせたあたりは当時、一切の原付スクーターを作らなかった「カワサキらしい決断」だったと考えられます。ボク個人としては、まずそれ以前にこの様な

ミニバイクを登場させた事自体が凄いと思っちゃってましたからね(笑) で、重複する部分もありますが「KSR-1」の詳細なスペックを見ていきますと、まず

エンジンは水冷式2スト単気筒ピストンリードバルブ式で、正式な排気量が49ps、最高出力は当時50ccでMAXだった7.2ps、最大トルクが0.65kgで、車重は

乾燥重量で77kg、トランスミッションは6速MTで、エンジンスタートはキック式、ガソリンタンク容量が満タンで8リットルで、市街地での平均燃費が大体

25〜30kmと言う感じになっていました。またフレームはスチール製のセミダブルクレードル式で、フロントフォークは倒立式、前後ともにディスクブレーキが

採用されており、ホイールサイズは前後とも12インチ、標準でライアルタイヤを装備しており、フォルムこそオフロードデザインでしかが、いわゆるミニサーキット

に持ち込んでロードレースを行う事も十分に可能だった車両です。さらに登場した1990年から6年経った1996年にマイナーチェンジが行われ、細部パーツなどに

変更が行われています。で、最終的には1998年をもって生産中止となるのですが、これは翌年に新しい排気ガス規制(平成11年)が行われる事を見越して、1年

先に廃盤としたとされています。いわゆる2サイクルエンジンからなる50ccバイクであった訳ですが、今の4サイクル50ccと比較すると走りの速さや最高速が

全然違います。大袈裟に言う訳ではありませんが、どちらかと言うと今の「4スト125ccモデルに近い性能を誇っていた」とも言える気がするんですよね。もちろん

当時、速い50ccバイクであると言うことで、社外メーカーからも当時多くのスペシャルパーツが販売されていました。このカワサキ「KSR-1」に関してもそれは

言えて、地方などのミニサーキットで、サンデーレースをする一般の方々の為に様々なものを用意してた事を思い出します。小排気量なだけに自分たちで、手軽に

色々工夫しながらカスタムを楽しむ事も出来るバイクだったからと言えそうです。で、最後に現在の中古市場を見てみますと、大体安いもので20万円あたりから、

高いもので40万円前後で取引されてる様です。この価格差に関しては程度によるところが大きな要因となってる感じです。さて、今日はそんな「もうこんな50cc

バイク出ないシリーズ 」の第3弾としてカワサキ「KSR-1」をご紹介しましたが、いかがだったでしょう!(笑)




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