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空冷式2気筒エンジン搭載、カワサキ・Z250FT。(番外編vol.3492)

2023-01-23 11:32:25 | 日記

今日、ご紹介するのは見た目で「直ぐに気がつく」方も多くいらっしゃると思うのですが、400ccモデルでは人気があるカワサキ「Z400FX」の250cc版となる

カワサキ「Z250FT」です。とにかく販売開始と共に、直ぐに人気モデルとなる「Z400FX」が空冷式4気筒エンジンを搭載してたのに対し、こちら「Z250FT」は、

空冷式2気筒エンジンを搭載したモデルで、その登場が1979年から。また、最終モデルで1982年まで生産されており、その後は後継モデルとなる水冷式エンジンを

搭載した「GPZ」シリーズへと移行します。と言う事で非常に「短期間」しか存在しないカワサキの「空冷式2気筒エンジン」だったのですが、その性能は非常に

高く、同時期にあったホンダ「CB250Tフォーク」シリーズなどと比べても非常にスムースなエンジン回転で、あっという間にレッドゾーンまで達するものだったり

します。またさらに当時は、ほとんどの車両が400ccと共通のフレームを採用してたので、大きめの車体に対してかなり「高いアドバンテージ」があった車両だった

んですよね、また「Z400FX」ほど人気があった訳ではなかったのですが、そこそこには売れており、当時の暴走族にも乗られてた車両でもありました(笑)。で、

その詳細なスペックを見てみますと、まずエンジンはこの当時に新しく開発された空冷式4スト並列2気筒SOHC2バルブで、最高出力は21ps、最大トルクが2.1kgで、

車重は乾燥重量で145kg、ガソリンタンク容量が満タンで13リットルで、市街地での平均燃費が大体20kmとなっています。またフレームは「Z400FX」と共通のもの

でスチール製のダブルクレードル式を採用しており、ホイールサイスは、前後とも18インチで、トランスミッションは6速MT、さらにフロントブレーキはシングルの

ディスク式で、リアもディスク式となっていました。また車両は「毎年マイナーチェンジ」がなされており、細かく分類すると「A1型」から「A5型」までありました。

もちろん後期になるほど新しい技術が盛り込まれて行くのですが、当時はどのメーカーの車両も、ほぼ同等に進化していたので、この「Z250FT」が特別だった訳では

ないのですが、そうは言え、例えばサスペンションの改良であったり、CDIの進化、エンジン内のパーツ変更などが行われていた様です。またデザインに関しては最高峰

となる「Z1000Mkii」や、国内販売されてた「Z750FX」なども含めて同じデザインで統一する目的もあり、当時のカワサキのデザインを象徴するものだったりもした

様ですね。またカワサキの過去を遡ると「1970年代の中型バイク」に関して言えば「マッハ」シリーズにあった2スト系のオートバイが主流となっており、4ストって

実は大型バイクに特化してた感があったのですが、そう考えると1979年に登場したこの「Z250FT」はカワサキにとって「新たな開拓」と言ったオートバイだったとも

考えられます。で、最後に現在の中古市場を見てみますと、大体安いもので65万円あたりから、高いものだと170万円前後で取引されています。この価格差は程度にある

様で、年式より状態の良いものが高額化してる感じです。やはり結構お高いですね(笑)。またカスタムされたもの多いのですが、どうも「暴走族ぽい改造」がなされてる

ものが多く出回ってる感じです。それだけにノーマルに近い車両も高額な状況だったりする様です。さて、そんな「Z250FT」でしたが、いかがだったでしょう!(笑)





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