人が古いものに憧れるのは、技術や性能ではなく「造形」にあると言えます。
何十年も前に作られたバイクは、今にない不思議な「魅力」がありますからね。
エンジンのデザインもそうだし、車体全体の造形もそうです。
これに憧れるライダーは多くいますし、あまり年齢も関係なかったりします。
国産では70年代のカワサキの「Z」シリーズや、ホンダの「CB」シリーズが人気が高く、
今でも多くのファンに乗られています。
また、海外のバイクでは、イギリス製のトライアンフやノートン、BSAやロイヤルエンフィールドなどが有名です。
アメリカなら完全にハーレーですね。(笑)
海外のバイクともなると戦前のものや、50年代から60年代に作られたものが人気で、
現在の価値では、高いものともなると500万円を超える超レアなモノまであります。
これだけ「高額な値段」が付いていても欲しい人はいるんですよね。
また、国産のビンテージバイクには、もっと古く「劇的にレア」なバイクが存在します。
戦後まもない時期に静岡県の浜松にあった小さなバイクメーカー達がそうです。
当時は、100社近くそんなメーカーがあって、ホンダなどはその中の1メーカーに過ぎなかったんですよね。
そんな小さなバイクメーカーの中でも一番人気なのが「ライラック」です。
小さな町工場ではありましたが、当時はホンダを凌ぐほど多くのバイクを生産していた時期もありました。
現在は既に倒産しており、現存するバイクはごく少数です。
ビンテージバイクを好む人は実用性より見た目を重視する傾向なので、
乗りにくいとか、速くないとかは求めていませんし関係ありません。
いかに古い乗り物を何とかして乗れる状態にして乗るか、そこが肝心なところで、
とても大切に運転してるんですよね。
性能や走りに拘るタイプのライダーには、なかなか理解出来ない世界です。(笑)
ボクはどちらにも興味があって、新しい性能の良いバイクも好きだし、
古いビンテージバイクも好きです。
思考が猟奇極端ですが、どちらにも憧れを感じてしまいます。
贅沢にもビンテージバイクをさらに「カスタムして乗りたい」って思っているのがボクだったりします。(笑)
バイクの楽しみ方は、人それぞれ色々あるってことですね!(笑)