物の見方に「優劣をつける」のは人の悪いところです。(笑)
しかし、その心理の奥底には「自己満足」がそうしてるとも言えます。
バイクに乗ってる人は「自分のバイクを基準に他を見る」傾向にあります。
例えば、大型バイクに乗ってると中小排気量のバイクをどこか下に見るのは間違いないです。
ただ、それを相手に面と向かって言わないだけ。(笑)
高級なバイクに乗ってる人は中途半端に古いバイクや、安物バイクを下に見ます。
所詮、物欲で始まるバイクという趣味なので、
大半の人は「所有すること」だけに意義を見出してるんですね。
ただ、まれに違うケースもあります。
その先を目指してる人はそこの意識が若干違ってきたりします。
例えば自分がリッターバイクでサーキットを走ってて、ミドルクラスの600ccバイクに追い抜かれると、
悔しいという意識とともに、
そのライダーの技量に敬意を払います。
バイクの良し悪しじゃなく運転技術に優れた人を「尊敬する」からです。
バイクはあくまで物ですが、それを「扱う技量」も、まれに含まれるというケースがあるということですね。
下に見てたバイクで、凄まじく運転が上手く軽快に走ってる姿を見ると、
さすがにバカには出来ないですからね。(笑)
しかし、基本…本質的なところは違います。
先に言った通り人は「自分のバイクを基準に他を見る」傾向なので、
自分のバイクより劣るバイクを下に見ます。
ジャンルでもそれは言えます。
ハーレーに乗ってる人は、いくら大型バイクであろうが国産アメリカンを下に見てます。
アメリカンというジャンルは本当に分かりやすいですね。(笑)
ハーレー乗りはハーレー以外は「バイクじゃない」ぐらいに思ってますし、
なんの根拠もなく勝ち誇っています。
もしかしたら今回のテーマで一番該当する人種かもしれません。
結局、みんな周りに対して「自分が一等賞」でありたいんですね。
バイクに対する考え方が何周もしないと、この傾向はいつまで経ってもなくならないでしょうね!(笑)