Good Frlend!(motovlog)

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マルケス選手に見る驚異のバンク角。(番外編vol.1122)

2017-04-28 08:47:11 | 日記

現在の「motoGP」を見ると、驚異的とも言えるバンク角でコーナーを周るシーンを目の当たりにしますが、

2013年から最高峰にステップアップした「マルク・マルケス」選手のライディングは異常なレベルで、

それまでの「motoGP」にあったライディングフォームを完全に変えてしまったと言えます。

現在の「motoGP」のバンク角は58°~60°ぐらい。

かつてに比べ、10°以上車体を傾けて走ってる状況です。

もちろんタイヤの性能が上がったことも要因ですが、それだけでなくライディングフォームに関しても、

驚くほどの進化を遂げているですよね。

特にこの「マルク・マルケス」選手は自分自身もバンク角の一部と皆し、

車体だけでなく人間も「旋回力の一部」となり、今までにないほどのコーナースピードを確立しています。

これは誰にでも真似が出来る芸当ではなく「motoGP」まで駆け上がってきた、

一部の天才にのみ行える「技」だと言えます。

昨年の「motoGP」を見ると、ほぼ全員が「マルク・マルケス」選手レベルでライディングしてることが分かりますが、

もう曲芸の域ですよね。(笑)

単純に肘をするだけならボクだって出来ます。

しかし彼らのライディングは、ただバンク角を深くしてるだけでなく、

ハイスピードであるところが全然違うんですよね。

実は彼らの場合は、前後タイヤがゆるやかにスライドしており、

そのスライド量をバイクの操作とライダーの身のこなしによって調整し、

リヤの方のスライド量をフロントのスライド量よりも少し多めのバランスにして、

車体の向きも変えながら進路を内側へ内側へと変えている訳です。

それをあのライディングフォームで行ってるということです。

もうお分かりだと思いますが、それだけの高速域でそんな芸当が普通の人に出来る訳がありませんよね。(笑)

70年代にケニーロバーツ選手が見せた「ハングオン」、

80年代にフレディースペンサーが見せた「リアのスライド走法」、

90年代にケビンシュワンツ選手が見せた「完全なスライド走法」。

どれも新たな進化をもたらした優れたライディングですが、

現在に見る「マルク・マルケス」選手のライディングはその集大成とも言える「技」です。

もし、さらに新たな走法が生まれるとしたら一体どんなライディングになるのか?

もうボクには想像すら出来ませんね!(笑)








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