宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

大豆の刈取に向けた現地検討会が開催されました

2021年11月17日 16時44分49秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 11月上旬に,JAいしのまき各営農センター主催による大豆の収穫に向けた現地検討会が開催されました。石巻管内は県内有数の大豆の産地です。県内の作付面積の19%にあたる約2,000 haで大豆が作付され,品種は主に中生のタンレイ,中生の晩のタチナガハ,晩生のミヤギシロメが栽培されています。普及センターでは石巻地区(11月8日)の河北地区・矢本地区(9日),河南地区(10日)の現地検討会に参加し,刈取時の注意点や今年度の生育概況,来年作の管理のポイントなどを生産者の方々に説明しました。検討会では3品種の中で最も早く収穫されるタンレイを中心に,子実水分や茎水分,外観やほ場の状態などから刈取適期の検討を行いました。子実水分を測定したほ場では,子実水分が16%~19%程度で,収穫の目安とされる15~18%に近い値でしたが,茎水分がまだ高く刈取まであともう少しというほ場が多く見られました。参加した生産者は,刈取や来年作以降に向けて,熱心に検討を行っていました。大豆の刈取は11月中旬から本格的にスタートします。
 普及センターでは,大豆の収量・品質の向上と安定生産に向けて,引き続き支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999 


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登米地区農村生活研究グループ生活改善実績交流交歓会を開催しました

2021年11月17日 13時03分45秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和3年11月12日(金)に,登米地区農村生活研究グループの生活改善実践交流交歓会を登米市中田町の石森ふれあいセンターで開催しました。

 昨年のスマホ教室に続き,今年は農業や料理に活用できるスマホアプリの使い方について,グループ員9名が学びました。

 当日は,普及センター職員2名が講師となり,病害虫診断アプリの「レイミーのAI病害虫雑草診断」を用いて,写真からAI診断と有効薬剤の検索を行いました。また,料理検索アプリの「クックパット」でレシピの絞り込みから調理方法の検索まで紹介しました。参加者は,実際にタブレットで操作を体験しました。

 研修後,検索した料理「もちもちれんこんもち」を代表者が調理し,昼食時に試食しながら情報交換を行いました。

 参加者からは,「病気もスマホで診断できる時代になったんですね。」「野菜など材料からのレシピ検索も学ぶことができ,料理のレパートリーが増えました。」と好評でした。

                 生活改善実践交流交歓会

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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令和3年産大豆の収穫作業が本格化しました

2021年11月17日 10時18分08秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 JA仙台管内では大豆の作付面積が約1,100haとなっており,中生品種のタンレイ及び晩生品種のミヤギシロメが栽培されています。主な担い手は地域の農業法人で,JA仙台が11月4日に開催した大豆生産部会協議会では,「汚粒の発生を防ぐためコンバインで丁寧に刈り取ること」など,留意点が再確認されるとともに,機械整備等の収穫作業に向けた準備が進められました。
 収穫が始まった頃にまとまった降雨があり,作業が一時停滞しましたが,ようやく天気が安定してほ場が乾き,11月中旬から一斉に各地域でコンバインが稼働し始めました。JA仙台の大豆センターには次々と大豆がフレコンバッグで運び込まれ,収穫作業が本格化しています。
 今年は着莢が概ね良好で,収量を期待する生産者の声が聞かれます。普及センターでは,良質な大豆を実需者・消費者に届けられるよう今後も生産者の取組を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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第3回栽培コンサルティング技術高度化セミナーが開催されました

2021年11月16日 08時05分23秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和3年11月10日に松島町のトマト生産法人であるマキシマファーム株式会社において,第3回栽培コンサルティング技術高度化セミナーが開催されました。このセミナーは5回シリーズで,高度環境制御設備を導入した農業法人等の単収向上並びに栽培責任者,JA営農指導員及び普及指導員の技術力向上をねらいとしています。
 セミナーは,午前と午後の2部構成で行われました。午前は株式会社デルフィージャパンのコンサルタントによる現地コンサルティングが行われ,生殖生長を促す中位葉の葉かきや早朝加温の重要性のほか,裂果対策として施設内の湿度管理について助言がありました。午後は「潅水」をテーマに座学研修が行われ,潅水量は日射量に応じて決定することや1日のなかで最終の潅水が根への酸素供給に重要であること等の説明がありました。マキシマファームの構成員からは,環境制御や生育との関係などについて積極的に質問する姿がみられ技術向上への熱心さが伝わってきました。
 普及センターでは,このセミナーを通じて得た知識・技術を基に,管内の環境制御設備を導入している生産者の生産性向上のため,引き続き技術的支援を行っていきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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河北せりがGI産品フェアin東北に参加しました!

2021年11月12日 10時20分54秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

地域の農林水産物や食品をブランドとして保護する国の「地理的表示(GI)保護制度」に登録された商品を販売する「GI産品フェアin東北」が11月5日から7日まで仙台市青葉区の百貨店で開催されました。当管内でGIに登録している「河北せり」も参加し,石巻農業改良普及センターも販売支援を行いました。
 初日の5日には,開催セレモニーが行われ,宮城県からの出店である「河北せり」の生産団体「河北せり振興協議会」(事務局:JAいしのまき河北営農センター)の担当者の発声で販売が開始されました。
 3日間で合計600束の河北せりを販売し,消費者に茎の長さや根の白さについて,また,河北地域の豊富な地下水で育てている栽培状況等を紹介することが出来ました。販売期間中に複数回購入に訪れる消費者もおり,「河北せり」のおいしさもお伝えすることができました。
 普及センターでは今後も,石巻地域の地域資源である河北せりの振興について,生産・販売支援を行って参ります。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第二班
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999 


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やもといちご生産組合現地検討会に参加しました。

2021年11月11日 14時32分01秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

  やもといちご生産組合は,石巻管内で主要ないちご部会の一つでありいちご栽培の重要な担い手となっています。現地検討会ではほ場7か所を巡回し,その後に総合検討を行いました。定植を終えて1ヶ月以上が経過しほとんどのほ場で頂花房の開花が見られ,炭酸ガス処理,電照を開始しています。定植後天候が良かったことで,生長が進んでおり,収穫開始が例年より前倒しになると考えられます。やもといちご部会は環境制御技術の関心が高い生産者が多く,今年度は5つのほ場で測定装置を入れる予定となっています。そこで,普及センターからはこまめに環境データをチェックすることで,平均気温を15℃ほどに保ち,夜温があまり高くならないような温度管理を心掛けるよう指導を行いました。
   普及センターでは今後も定期巡回指導等を通して,いちごの収量および品質の向上を支援していきます。

 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第二班
 TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999


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令和3年度宮城県農林産物品評会 水稲(うるち玄米)の部で農事組合法人みのり(石巻市北上)が「農林水産大臣賞」を受賞しました!

2021年11月11日 12時25分46秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 

     

              農林水産大臣賞を受賞された                            JAいしのまき本店にて行われた 
                 農事組合法人みのりの皆様                               宮城県農業協同組合会長賞の授与式
               (左から3人目:理事 岡栄裕氏                        (左:代表理事 千葉昭悦氏
               中央:代表理事 千葉昭悦氏                  右:JAいしのまき組合長 松川孝行氏)
                右から3人目:山下徹朗氏)

 令和3年11月8日(月),令和3年度宮城県農林産物品評会の農林水産大臣賞表彰状授与式を,宮城県東部地方振興事務所にて行いました。本品評会は,農業者の生産意欲の高揚と生産技術の向上を図り,農林産物の生産振興に寄与することを目的に,10月23日,24日に「せんだい農業園芸センター」で開催されました。
 石巻市北上の農事組合法人みのりは「ササニシキ」と「だて正夢」の2品種を出品しました。その結果,水稲(うるち玄米)の部にて,「ササニシキ」で1席となり農林水産大臣賞及び知事賞1等,「だて正夢」で3席となり宮城県農業協同組合会長賞及び知事賞3等を受賞しました。
 なお,宮城県農業協同組合会長賞についてはJAいしのまき本店にて授与式が行なわれました。
 東日本大震災で津波の被害を受けた同法人ですが,本年度全面復旧を果たし,水稲96ha,大豆6.2ha,野菜30a,オリーブ4haを栽培しています。今回受賞した玄米は被災した北上のほ場で栽培しており,増収や品質を高めるため,耕畜連携により有機物を投入し,長年土づくりに取組んだ成果が実りました。
 4度目の出品で念願の第1席農林水産大臣賞を受賞しました農事組合法人みのりのササニシキは,令和4年の新嘗祭へ献穀することになります。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999 

 


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みやぎ農業未来塾地域交流講座果樹編を開催しました

2021年11月11日 12時25分46秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 大河原農業改良普及センターでは,管内の若手果樹後継者を対象に,農業技術,経営管理,流通・経営戦略等を学び,仲間づくりを進めるため,令和3年10月27日に登米市で,「みやぎ農業未来塾地域交流講座果樹編」を開催しました。

 本講座には,大河原管内のほか,亘理地域と登米地域の若手果樹生産者11人が参加し,登米市のりんご園経営者3人の園地の視察研修を行いました。1か所目は,ジョイントV字型樹省力栽培の導入により作業性及び経営向上を図っている取組み,2か所目は,早期摘蕾・摘果等による高品質果実栽培の取組み,3か所目は,直売所を核とした販売戦略を展開している取組みについて研修を行いました。

 登米市内のりんご生産者で登米地域果樹産地協議会を設置し,果樹経営支援対策事業を活用して,新技術を導入するなど,りんご生産にかける産地の勢いが感じられました。また,総合検討では各産地の病害虫防除や販売方法などについて積極的な情報交換を行い,産地間の交流が深まりました。

 今回の地域交流講座は,若手果樹後継者が他産地の栽培技術や販売戦略について知る良い機会となり,今後,各自の栽培や経営の改善に役立つことが期待されます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

 
視察研修


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みやぎ農業未来塾「農業力資質向上講座」を開催しました

2021年11月11日 10時03分48秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和3年11月8日(月),当管内でいちごを栽培する新規就農者等を対象に,いちご栽培管理技術の向上を図るとともに,新規就農者相互の交流を推進することを目的とした「農業力資質向上講座」を開催しました。

 今回は,管内で栽培されている主な3品種(「もういっこ」,「にこにこベリー」,「とちおとめ」)を栽培する先進経営者を訪問し,栽培管理等に関する視察研修を行いました。

 当日は,20名を超える新規就農者等が参加し,視察研修先では,栽培管理や施設設備等に関する活発な意見交換が行われました。

 普及センターでは,引き続き,現地指導等により新規就農者の支援を行ってまいります。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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登米市産花きと生花店のコラボ企画第4弾「ハロウィン」特別販売会開催

2021年11月09日 16時48分40秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 登米市は,花き生産額が県内でもトップクラスで,様々な切り花や鉢物が生産されています。

 これまで登米普及センターでは,登米市内花き生産者や生花店と連携した商品づくりを企画・提案し,令和2年11月の「いい夫婦の日」から計3回,関係職員向けの試験販売会を実施してきました。

 今回は,新たな消費拡大のため「ハロウィン」向け商品を企画し,10月15日の職員向け販売に続き,10月30日及び31日に一般向け予約販売を初めて実施しました。

 普及センターは,生産者や生花店とアイディアを出し合い,「ハロウィンの魔法をかけた可愛いお花でお家パーティを楽しみませんか?」をテーマとした商品を企画・提案しました。地元産のトルコギキョウ及びスプレーぎくの切り花を生花店のプロの技で綺麗にアレンジした「魅惑のハロウィンアレンジメント」,ハロウィン仕様のラッピングしたアッサムニオイザクラの鉢物「五芒星(ごぼうせい)で魔除けな鉢物」,シクラメンやトウガラシ,ビオラなどの「魔女のお庭の寄せ鉢」などユニークなネーミングの商品を多くの方々に購入していただきました。

 今回の試験的な取り組みにより,様々な課題を確認することができました。さらに,商品を購入した市民の方からは,地元の花を使った今までにない取り組みなので今後も継続して欲しいとの声をいただきました。

 今後も,普及センターでは,花の産地「登米市」のPRや地元産花きの販売促進を通じ,花きの生産振興を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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