11月上旬に,JAいしのまき各営農センター主催による大豆の収穫に向けた現地検討会が開催されました。石巻管内は県内有数の大豆の産地です。県内の作付面積の19%にあたる約2,000 haで大豆が作付され,品種は主に中生のタンレイ,中生の晩のタチナガハ,晩生のミヤギシロメが栽培されています。普及センターでは石巻地区(11月8日)の河北地区・矢本地区(9日),河南地区(10日)の現地検討会に参加し,刈取時の注意点や今年度の生育概況,来年作の管理のポイントなどを生産者の方々に説明しました。検討会では3品種の中で最も早く収穫されるタンレイを中心に,子実水分や茎水分,外観やほ場の状態などから刈取適期の検討を行いました。子実水分を測定したほ場では,子実水分が16%~19%程度で,収穫の目安とされる15~18%に近い値でしたが,茎水分がまだ高く刈取まであともう少しというほ場が多く見られました。参加した生産者は,刈取や来年作以降に向けて,熱心に検討を行っていました。大豆の刈取は11月中旬から本格的にスタートします。
普及センターでは,大豆の収量・品質の向上と安定生産に向けて,引き続き支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999