宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

今年もプンタレッラの出荷が始まりました!(プンタレッラ出荷目揃い会)

2010年12月15日 15時27分45秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
12月10日,JAみやぎ仙南丸森地区事業本部において,JAみやぎ仙南西洋野菜研究会の「プンタレッラ出荷目揃い会」が開催されました。
 県内の主要出荷先である仲卸業者(株)庄定の担当者を招いて開催された今回の目揃い会では,研究会員は出荷規格について真剣に学び,活発な意見交換が行われていました。
 今作は夏季の高温により,ハウスの温度管理や灌水など定植後の栽培管理に非常に苦労しましたが,今年も良質なプンタレッラの出荷にこぎつけることができました。研究会では早生種と晩生種のプンタレッラを栽培していますが,早生種は10月下旬から出荷開始しており,晩生種は12月から本格的な出荷を迎えます。主な出荷先は,県外は大田市場及び築地市場の大手卸業者,県内は仙台市場の(株)庄定で,これから3月まで出荷が続きます。
 プンタレッラは,12月3日~31日まで仙台市定禅寺通りで開催中の「光のページェント」において,勾当台公園市民広場に出店される「KIRIN ほっとスペース宮城」(http://area.kirin.jp/e696.html)で食べることができます。また,出荷期間中は宮城県内の飲食店で食べられるほか,仙台市内のデパートや産直施設等で購入することができます。詳しくは,宮城県食産業振興課ホームページ「プンタレッラを宮城から」(http://www.pref.miyagi.jp/syokushin/punta/index.htm)を参照のうえ,ぜひご賞味ください。 
研究会では,安全・安心な国産の西洋野菜を多種類供給してほしいとの実需者からの要望に応え,今年からプンタレッラ以外の西洋野菜の栽培にも取り組んでおり,カーボロネーロとトレビスも12月から出荷が行われています。また,タルディーボは出荷に向けた軟白処理を実施中で,1月から出荷開始する見込みです。
 普及センターでは,栽培が終了する3月末まで技術支援を行い,高品質な西洋野菜の安定生産・出荷を目指していきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 
       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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「すずほのか」の納豆が発売になりました

2010年12月15日 15時07分43秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
12月2日より角田市産の「すずほのか」を使用した納豆が,みやぎ生協より発売になりました。原料となる「すずほのか」はJAみやぎ仙南小粒大豆生産部会により生産されたもので,JAみやぎ仙南の納豆工場で加工され,みやぎ生協に供給されています。今年より品種を「コスズ」から「すずほのか」に切り替えたことに伴い,前身の「みやぎ小粒納豆」から「すずほのか小粒納豆」とネーミングが変更され,パッケージも黒を基調としたものに一新されています。「すずほのか」は納豆加工適性に優れることから,実需者からは新たな小粒大豆ブランドとしての定着が期待されています。
 今年は部会員39名が約135haの作付を行いました。猛暑の影響で収量・品質の低下が懸念されましたが,倒伏や病害に強い特性を活かし例年を上回る収量と上位等級比率を確保しています。
 普及センターでは「すずほのか」の安定生産をプロジェクト課題に位置づけ,栽培技術指導や部会活動の支援に取り組んでいます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第一班 
       TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138

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高品質なうめ生産に向けて~角田市果樹振興協議会うめせん定講習会~

2010年12月15日 09時03分00秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成22年12月10日(金),角田市果樹振興協議会員を対象に,うめせん定講習会を開催しました。
 角田市はうめの栽培が盛んな地域で,青うめや漬けうめ用の果実の出荷や梅干し加工も行われています。
 講習会当日は,会員が10数名,角田市役所担当者,普及センター担当者が出席し,主力品種である「白加賀」のせん定実技講習を実施しました。
 普及センターからは,うめの樹の特性やせん定上の留意点等を説明し,実際に樹をせん定しながら指導を行いました。
 会員からは,主枝・亜主枝の配置や結果枝づくり等について,質問が出されるなど栽培技術向上の意欲が伺えました。
 普及センターでは,高品質なうめ生産へ向けた取り組みを支援していくこととしています。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138




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栗駒地区で循環型農業推進懇談会を開催

2010年12月10日 14時32分46秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 栗原市栗駒地区は酪農や肉牛等の畜産農家が多く,管内で一番大きい堆肥センターが整備されています。しかし,施設の稼働率が伸び悩み,また,堆肥(くりこまゆうゆう)の水田等での利用も十分ではありません。そこで普及センターでは,栗駒地区の循環型農業を推進してくため,今年から2カ年のプロジェクトを組み,支援を行なっています。
 今回その一環として,11月24日(水),みちのく伝創館を会場に対象農家を集め,循環型農業推進懇談会を開催しました。
 当日は,県庁農産園芸環境課の担当者から,エコファーマー及び農産物の県認証制度の説明と,県内外の環境保全米のブランドについて話題提供を行ない,その後,普及センターで設置した堆肥散布展示ほの新米(ひとめぼれ)の試食と分析データを説明しました。
意見交換では,エコファーマーや県認証制度を消費者へもっとPRするべきとの声や,堆肥購入(3,500円/t)や堆肥散布(4,000円/10a)への助成を求める意見がありました。また,新米試食では,無散布区と比べて堆肥散布区(500㎏/10a)が,ごはんに甘みがあっておいしいと好評で,次回は野菜でも検証してほしい,との声がありました。
 普及センターでは,今後もこのような懇談会を開催し生産者の意識を高めながら,循環型農業の取り組みに弾みがつくよう,引き続き支援していきます。

開会の様子

話題提供
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター    
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144・5795


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集落営農組織の実態調査と先進地視察研修会について

2010年12月10日 14時24分47秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 栗原市には,現在48の集落営農組織があり,その多くは平成19年度にスタートした品目横断的経営安定対策を契機として設立されました。農業情勢が厳しさを増す昨今,集落では一人ひとりの力を結集し,農業機械の共同利用や新たな園芸導入等,創意と工夫でこの難局を乗り切っていこうとしています。
 このような現場の生の声を聞くため,去る10月28日,農林水産省経営局の担当者が東北地方では栗原市を訪れ,4組織の組合長と活発な意見を交わしました。話題は米価対策と戸別所得補償モデル対策について集中し,余剰米の政府買い取りや,再生産ができる補償を強く求める声があり,これらに対しては今後の施策に意見を反映していきたい,との回答がありました。
栗原には,集落営農組織の連携を図るため,全組織で構成するJA栗っこ集落営農組合連絡協議会があります。協議会では,11月17日に先進地視察研修会を開催し8組織が参加して,大豆,えごま,ごぼう等に取り組む集落営農組織(宮城県色麻町)を視察しました。普及センターからは,法人化と園芸振興に関する県のアンケート結果を話題提供し,組織の体質強化を図るために,当事者意識を持って積極的に集落営農に参加することが重要であることを伝えました。現在のところ,法人化した組織はまだ一つだけですが,その他の組織とも話し合いを継続しながら,少しずつステップアップできるよう,今後も支援を行なっていきます。

視察研修会の様子
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター   
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144・5795


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“売れる白菜漬けとは?”直売所向け漬物加工講習会を開催

2010年12月10日 14時12分02秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 平成22年12月7日,本吉普及センターとJA南三陸が協力して,JA南三陸農産物直売所「菜果好」の加工登録者を対象に直売所向け漬物加工講習会を開催しました。
 講習会では大崎市の福原寿枝氏を講師に迎え,白菜漬けの基本と浅漬けについて受講しました。説明は、実演を交えたわかりやすいもので,参加者は実演している樽の中を覗いたり,作業の合間に質問するなど,積極的に受講していました。また,参加者は講師から「漬物作りは良い材料作りから」との言葉を聞き,野菜栽培の重要性を認識するとともに,自家用の漬物と販売用の漬物では見た目や味が違うことを理解した様子でした。
 今後も普及センターでは,直売所「菜果好」に美味しく安全な加工品を提供する農産物加工登録者の技術向上を支援していきます

本吉農業改良普及センター
地域農業班
TEL 0226-46-6902
FAX 0226-46-5140

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南三陸町で初めて干し柿の硫黄くん蒸処理が行われる

2010年12月09日 19時06分56秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 南三陸町では中山間地域の園芸振興を図るため,有志らの手により干し柿作りへの取組みが始まっており,今年春には柿の苗木の新植もしています。
 このほど,町内童子下集落の女性グループが,将来の干し柿生産に備えて経験を積むため,既存の樹から収穫した自家消費用の干し柿に,硫黄くん蒸処理を行いました。
 硫黄くん蒸処理は,干し柿の黒変とカビの発生を防ぐため広く行われていますが,南三陸町内では今回が初めての試みです。
 処理にあたっては,昔しいたけ乾燥用に使われたという木箱を使い,共同作業で皮むきした果実を並べて密閉し,所定の量,所定の時間で硫黄を燃やしました。
 くん蒸が終わった果実はきれいに黒ずみが取れており,作業に立ち会った女性たちからは,こういう干し柿を私たちが作れるとは思わなかった,という感想が聞かれました。
 今後,干し柿を他所に販売できる商品とするには,衛生管理の徹底など注意を要する点が多々あり,普及センターでは課題の解決に向けて農業者らの活動を支援していきます。  

本吉農業改良普及センター地域農業班
TEL 0226-46-6902
FAX 0226-46-5140


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ホテルシェフが”直売所の農畜産物”を使って販路拡大研修会!!

2010年12月09日 15時11分05秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 美里農業改良普及センターでは,大崎市田尻の農産物直売所「安心市場さくらっこ」を支援し,生産者と商工関係者の連携を強めて,農畜産物の利活用を提案するため,「ビストロさくらっこ」と称して,販路拡大研修会を開催しました。
 講師に一流ホテルのシェフを迎え,直売所に出荷された地元の農畜産物を食材として,褐毛和種(あか牛)を使ったカレーや,先に美里農業改良普及センターとシェフとで共同作成したレシピを基にした旬の野菜を使った冷製パスタ,オムレツなど,家庭でも取り組める3品を実演していただきました。
 講師を務めたシェフからは,「新鮮な野菜の味,季節の野菜を活かしながら,料理するのがコツ」とアドバイスがあり,また参加者からは,「食材が活かされていて,とてもおいしい。自宅でも料理に挑戦してみたい。」との意見があり,期待以上に好評なものとなりました。
 美里農業改良普及センターでは,地域の農畜産物を通じて生産者,消費者,実需者をつなぐ活動とともに,直売所の活性化に向けて支援を実施していきます。
<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL 0229-32-3115
FAX 0229-32-2225



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「もとよし有機」水稲栽培展示ほ成績検討会を開催

2010年12月08日 17時55分58秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 本吉農業改良普及センターでは,気仙沼市本吉町の有機肥料センターで生産される「もとよし有機」を使用した水稲栽培展示ほの成績検討会を12月6日に開催しました。
 実証ほの内容は,4月に「もとよし有機」を散布し,その後窒素肥料のみを施用したものと,慣行栽培のほ場を比較するものです。普及センターからは展示ほの収量・品質について,実証区は登熟歩合,千粒重ともに慣行区を上回り増収となったこと,また,展示ほは生育後半まで葉色の低下が少なく好適な栄養状態を維持できたことから背白粒や基白粒などの発生も少なく,今年度の高温においても品質低下を抑えることができたことなどを説明しました。また,気仙沼市本吉総合支所の担当者から,散布受託の体制が整い,堆肥散布の申込みを受付けることについて説明がありました。
 参加者からは,「散布機械の作業効率はどのくらいなのか?」「もとよし有機を秋施用した場合,来春の施肥設計はどのようにすればいいのか?」など質問があり,活発な意見交換がなされました。
 今後の散布開始に向けて市や農協など関係機関と検討を行いながら,肥料費の低減と循環型農業の実現に向けた支援を継続していきます。               

本吉農業改良普及センター
先進技術班
TEL 0226-46-6905
FAX 0226-46-5140

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稲わらリースを販売~JA多賀城生産者直売会女性部研修会~

2010年12月08日 09時37分20秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 JA仙台多賀城生産者直売会女性部会(部会長鈴木和子)は平成21年8月に直売会の下部組織として組織され,各種講習会や視察研修会などを実施しながら,資質向上と会員の相互交流に努めています。
当部会では平成22年11月24日(水)に,稲わらを活用したリース作りを商業デザイナー遠藤凌子先生を招いて研修しました。
参加者は7名で,初めてのリース作りで,課題はありましたが,思い思いのセンスで,いろいろなリースが出来上がりました。
後日,研修で出来上がったお正月リースやクリスマスリースを女性部会で直売所のガラスに飾り付けるとともに,現在直売所で販売中です。
今年は稲わらの確保が十分ではありませんでしたが,来年は早めに稲わらを確保してもっといいものを作って販売したいと意気込む会員の声に,これからの女性部会の取り組みが楽しみになりました。
 今後も普及センターでは,意欲的に販売品目の拡大に取り組む農業者を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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