宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

集落営農研修会開催「集落営農が持っている大きな可能性を再認識」

2010年12月17日 16時50分15秒 | その他
仙南地域は,兼業農家や畜産,園芸中心の担い手が多いため,集落営農としての取組は12組織と少なく,また,設立された集落営農組織においても,組織の運営管理や土地利用の合理化,リーダー育成など多くの問題を抱えています。
 そこで,兼業農家や高齢者等の農業に取り組む意欲の向上と所得の安定を図るなど,地域の実情に応じた特色ある集落営農の育成を目的に,大河原地方振興事務所とみやぎ仙南農業協同組合の共催で,平成22年12月8日(水)に大河原合同庁舎大会議室を会場に「集落営農推進研修会」を開催し,農業者,関係機関計83名が参加しました。
講師に農山村地域経済研究所長の楠本雅弘氏を招き,「地域の多様な条件を生かす集落営農」を演題に御講演いただきました。「元気な地域」が「活力ある農業」を支え,「元気な農業」が「活力ある地域」を養うという関係を実現することが集落営農の目標なのであるとの内容に,参加した農業者からは,「集落営農が持っている大きな可能性を再認識した」との感想が聞かれました。
中山間地域での集落営農の取組事例についての集落営農研修会を,来年2月末にも開催する計画となっており,集落営農の取組が拡大するよう必要性について啓発していきます。



〈連絡先〉大河原農業改良普及センター   
       TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138

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地元野菜を使ったスウィーツでもう一品

2010年12月17日 10時53分52秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
南三陸町の農家レストラン「ばっかり茶屋」では,観光客などに地元産野菜“ばっかり”を使った定食などの食事を提供しており,好評を博しています。「ばっかり茶屋」を運営している女性グループである「ひころレディース」では,以前から食後などに甘味を出してみたいという意見がありました。

 そこで普及センターでは,12月8日にばっかり茶屋に野菜ソムリエの川島洋子氏を招き,地元野菜を使ったスウィーツのメニューづくりを学ぶキャリアアップ研修会を開催しました。作ったメニューはヤーコンのゼリー,アップルポテトプディング,ホウレンソウのシフォンケーキの3品です。どのメニューも15分~40分程度の短時間ででき,他の野菜にも応用が利くという評価でした。また,食材をペーストにして活用する方法など,参加者の皆さんがこれまでやったことがない調理法に興味津々で,終始和やかな雰囲気で収穫の多い研修会となりました。

 普及センターでは今回の研修会を参考にし,今後も女性農業者の方々の起業支援を行っていく予定です。                         

 本吉農業改良普及センター
       地域農業班
  TEL 0226-46-6902
  FAX 0226-46-5140

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加工品の商品開発に向けて

2010年12月17日 08時49分13秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 今年度の農村女性起業化講座も3回目となりました。今回は商品開発や販売戦略の検討材料とするため、総菜などの開発に関する実習を行いました。
 参加者は8名。今回のテーマは「作り置きのできる総菜」と「事前に下準備が可能な総菜」です。総菜5品について,フードコーディネーターの八巻美恵子先生から御指導いただきました。
 既に起業している方々からは「レシピのアレンジで、作業時間の短縮が可能だ」、またこれから起業する方々からは「商品開発の良いヒントになった」との意見が聞かれました。
 普及センターでは今後、今回の研修を参考にしながら、新商品開発や労力軽減に向けた販売戦略見直しの支援を行っていきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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