<研修会の様子> <「花山」と「ふさすぐり」のキャッチフレーズ>
平成30年7月19日(木),今年度普及センタープロジェクト課題「中山間地域における小果樹類の加工品開発及び生産振興」の活動の一環として,ふさすぐりの栽培者,加工取組者及び関係機関の方々計14名を集めた第2回目の研修会を開催しました。
今回もアサーティブ&シーエス代表の桜井真理子先生を講師に,「ふさすぐりの加工」と「花山のブランディング」について研修しました。参加者は,加工品の開発にあたっては,供給力の把握や販売期間の設定,商品開発に至ったストーリー設定等が必要であること,既存のもの同士の組合せや既存のものの上位化・洋風化,シリーズ化,素材のランクアップ等がキーワードになること,パッケージのラベルの書体等も重要であること等を学びました。また,ブランディングについては,「花山地区」を一言で表現するキャッチフレーズと「花山産ふさすぐり」のブランド名のアイデア出しを行い,次回以降の研修会でのロゴマーク作製につなげることとしました。その後,前回からの宿題である,ふさすぐり加工品のアイデアや試作品を各参加者が披露しました。「ふさすぐりの種のジャムとロールパン」や乾燥させたふさすぐりを使った「ふさすぐりのバターケーキ」等のほか,一迫のさとう洋菓子店さんが既に販売している「リンツァートルテ」も味わいました。ふさすぐりの鮮やかな赤色と酸味をうまく活用できれば,良い加工品に仕上がると思われました。
<参加者の試作品と販売商品>
普及センターでは,栽培者や加工取組者の個々の取組を支援し,花山のふさすぐりの付加価値向上を図っていきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795・6144