
令和3年12月14日に,清流「蔵の華」廿一会の栽培反省会を開催しました。本会は,気仙沼市新月地区において酒米品種「蔵の華」の栽培に取り組んでおり,気仙沼市内の2つの蔵元に全量出荷しています。
本年の振り返りをもとに,来年に向けさらに収量,品質を向上していけるよう,活発な議論が行われました。
今年はおおむね高温基調で生育がかなり早まった一方,8月中旬は低温寡照になるなど,気象の変動が大きい年でした。施肥管理や病害虫防除の時期を見極めるのも難しい年でしたが,例年より1等米が多く,品質は良好でした。
本年度の課題として,雑草防除の難しさがあげられたことから,次年度に向け,水持ちを安定させるほ場管理や草種に合った薬剤の選択を徹底していくことを確認しました。
当普及センターでも,地域の特色ある取組として気仙沼を盛り上げていけるよう,来年度以降も支援を行っていきます。
<連絡先> 宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606