令和2年8月7日にJA古川なす部会の現地巡回指導会が開催され,生産者6名のほ場を巡回し,生育状況を確認しました。
部会では,なすの販売額1億円を目標に生産振興に努めており,毎年6月に生産者の技術研鑽を図るため現地検討会を開催していますが,今年はコロナ禍の影響で中止となりました。しかし,生産者から情報交換する機会が必要との要望が多く挙がったため,参加者を最小限に抑えた上で現地巡回指導会が開催されました。
生育状況として,今年は梅雨が長く続き,日照時間が平年の半分以下となったことで花落ちが発生し,着果数が減少していました。そこで今後の栽培管理として,生育途中の花芽への日当たりを改善するため葉かきを行うこと,着果促進を図るため葉面散布を行うことを指導しました。
現地巡回終了後,今後の部会内での情報提供の方法について関係機関と協議し,情報誌を発行する等の案が挙がり,普及センタ-も協力していくことにしました。
コロナ禍や天候不良など厳しい状況が続きますが,「古川なす」の生産振興に向けて普及センターも引き続き支援していきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910