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令和3年7月21日(水),栗原合同庁舎において凍霜害対策技術(防霜ファン)勉強会を開催し,管内のりんご生産組合代表者等15名が参加しました。
本年度,春先の降霜により,りんごの結実率や果実品質等に大きな被害が出ており,生産者からの「凍霜害対策技術について改めて勉強したい」との声から,防霜対策技術の一つである防霜ファンについて,メーカーより技術指導を受けようと企画したものです。
今回の勉強会では,防霜ファンメーカーから,商品紹介だけではなく,年々深刻になっている温暖化の現状,凍霜害に遭遇しやすい園地形状や気象条件などの他,防霜ファン開発に当たって積み重ねてきた研究と科学的な裏付けから,防霜ファンによる凍霜害回避のメカニズムとその効果を丁寧に説明いただきました。
温暖化により,平均気温が年々上昇し,りんごの生育ステージが早まることで,凍霜害に遭遇する危険性が増してきています。導入に当たっては経営的な面からも検討しなければなりませんが,生産者の多くは,「このような『異常気象』が『通常気象』になってしまうようであれば,りんご経営,産地が危機に陥る。何らかの対策を講じていかなければならない。」と危機感を持っています。
普及センターでは,今後もタイムリーな研修会や情報提供等を通じ,りんご産地の強化を支援していきます。
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
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