宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

自社農園で栽培したぶどうを100%使用したワインの完成報告について

2021年08月10日 09時49分46秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和3年8月2日,株式会社みらいファームやまと(仙台市)の早坂了悦代表と美代子さんが知事への表敬訪問を行いました。同法人は,大和町で2016年から醸造用ぶどうの栽培を開始し,翌2017年に「了美ヴィンヤード&ワイナリー」を整備してワインづくりをスタートしました。栽培から5年が経過し,自社農園で生産したぶどうのみを原料としたワインが初めて完成したため,知事への謹呈が行われたものです。ワインは,2020年産のメルローとシャルドネを原料とした赤ワイン「ラセリー了」と白ワイン「ラセリー美」の2種類で,代表御夫妻の名前が付けられています。栽培に関しては,当普及センターや農業・園芸総合研究所などが協力して支援をしてきました。
 報告の中で早坂社長からは,「農園の立地する中山間地域の活性化や観光資源になり得る収益性の高い農業の展開を目標としている」と話題が出され,知事からは「県が進める園芸振興で更に付加価値を高め,1次産業の振興につなげてほしい」との期待の言葉がありました。
 同法人は,自社農園敷地内に直売所を併設したレストランを令和2年に開業しており,ぶどう畑や七ツ森など自然のロケーションを満喫しながら食事やワインが楽しめる人気のスポットになっています。普及センターでは栽培技術の支援を継続しながら,新たな取組に対しても応援して参ります。

 

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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