宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

~生活を潤す技の伝達~ リーダー研修会・ルーラルガイド講習会

2021年12月01日 17時00分22秒 | ②新たな担い手の確保・育成

令和3年11月10日(水),栗原市築館農村環境改善センターで,栗原市生活研究グループ連絡協議会のリーダー研修会・ルーラルガイド講習会を開催しました。
    
これは農山漁村の豊かな生活や風景を活かし築き上げてきた技術を,グループ員に広く伝達することを目的に開催したもので,今回は各地区連のリーダー15名が参加し,「クラフトテープを活用した生活小物」の作成実習を行いました。

「クラフトテープ」は牛乳パックなどの再生紙でできている紐のことで,元々は米袋の紐として使われていました。現在は手芸用としてカラーバリエーション豊富に揃っており,藤や萩などの植物の蔓に比べ,入手及び加工がしやすく,それでいてラタンのような風合いが出ることから人気が高まってきている手芸の一つです。アイディア次第でバッグやアクセサリーなどさまざまなアイテムを作ることができますが,今回は初心者でも取り組みやすい,小かごの製作に取りかかりました。
    
かごの土台(底)作りまでは皆,順調でしたが,そこから編み込んでいくところで四苦八苦。交互の編み込みを一つ飛ばしてしまったり,飾り編みがきれいにできなかったりしながらも,なんとかできあがった作品に,「このかごに何を入れるかでまた生活に潤いが出る」,「手先も頭も使うので,アンチエイジングにいいかもしれない」と,参加した皆が達成感と満足感で一杯でした。また,参加者は後日,各地区連に戻り,グループ員に伝達研修を行うことから,作成手法はもとより,材料の数量やあったら良い道具などを細かくメモし,講師にさらにうまく作成するコツを質問していました。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班     
TEL:0228-22-9437/FAX:0228-22-6144

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いちご圃場巡回指導会が開催... | トップ | みやぎ農業未来塾「経営研修... »
最新の画像もっと見る

②新たな担い手の確保・育成」カテゴリの最新記事