大崎農業改良普及センター管内は,県内の水稲種子の6割を生産する「種もみの産地」です。今年も,県内の農家が来年作付けするための種もみの生産が始まっています。
普及センターでは,毎年育苗の時期に管内の採種農家のハウスを回り,苗の生育状況や管理の状況を確認しています。採種農家が作るイネは原種と呼ばれる純正種子を用いて栽培し,適正な管理のもとで収穫され,優良種子として来年作付けする農家に届けられます。
育苗は種子生産の最初の作業であり,病気になったり他の品種と混じったりしてしまわないよう細心の注意を払わなければなりません。普及センターの育苗巡回は,苗の病害や障害の有無だけでなく,苗の取り違えが起きないようしっかり管理されているかといった純正種子生産の視点も踏まえて取り組んでいます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910