
(一社)宮城県畜産協会主催による「令和元年度宮城県総合畜産共進会(以下:県共)肉用牛の部」が,9月13日~14日に美里町のみやぎ総合家畜市場で開催されました。県共肉用牛の部では,県内各地で開催される予選を勝ち抜いて選ばれた,地区代表牛延べ75頭が出場し,発育や体のボリューム,骨格の強さ,和牛としての品位等についての審査がおこなわれました。石巻地区からは第1区「若雌の1」に2頭,第2区「若雌の2」に1頭,第3区「経産」に3頭の合計6頭が出品されました。
県共肉用牛の部に出品された雌牛は各地区の代表ということもあり,全体的に,発育良好で,体も大きいものが多く,宮城県の和牛改良が進んでいることがうかがえるハイレベルな審査となりました。
そのような中で,第2区に出品した東松島市 村上孝允氏の「ゆみ」号が体のボリュームや体や肢蹄の強さ,品位等に優れていたことより,最優秀賞1席を獲得しました。また,3区に出品した石巻市 佐藤幸一氏の「ひめ」号が最優秀賞3席に入賞するなど,これまで以上の成績を収めることができました。このことはひとえに,和牛改良組合やJA,関係機関が連携し,和牛改良に取り組んできた努力の成果が現れた結果だと思います。
次期開催の令和4年「全国和牛能力共進会鹿児島大会」への出品に向けた石巻地区のウシづくり,ヒトづくりは着々と進められています。今後ますますの活躍にご期待ください!
<連絡先> 宮城県石巻農業改良普及センター地域農業班 TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999