令和5年11月に南三陸町のぶどう生産者で設立された「南三陸大粒ぶどう協議会」では、令和6年度から会員が生産したシャインマスカットなどの大粒種ぶどうを「しおかぜ葡萄」としてブランド化し販売を行っています。
そこで、「しおかぜ葡萄」の高品質・安定生産に向け、令和7年5月26日に南三陸大粒ぶどう協議会による栽培技術研修会が開催され、南三陸町のぶどう生産者14名が参加しました。普及指導員が講師となり、新梢誘引や花穂整形等の栽培管理を実演するとともに、無核化処理や病害虫防除等の今後の重要な栽培管理について説明を行いました。参加者からは、「どの新梢を残すべきか」、「無核化処理のタイミングの見極め方はどうか」など、多くの質問や意見が寄せられたほか、参加者同士で活発な意見交換を行っている様子も見られ、有意義な研修会となりました。
普及センターでは高品質・安定生産に向けた、現地での栽培研修会のほか、南三陸さんさん商店街での販売会の開催などPR活動についても、引き続き支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606