令和6年2月28日にJAいしのまき主催で石巻河南地区の麦現地検討会が行われました。4組織4ほ場を巡回し、幼穂長の測定により想定される生育状況から麦踏みの可否や幼穂形成期追肥の時期(幼穂長2~3㎜)の指導を行いました。4ほ場の幼穂長は1.75~3.5㎜で例年より生育は早く順調に生育しており、すでに幼穂形成期始期を迎えているほ場も多く見られました。今年は気温が高く推移しており、麦の生育ステージの前進に伴い栽培管理の時期が早まることが予想されるため、参加者は今後の作業日程、追肥についてなど検討を行っていました。
石巻管内では、令和6年産で大麦が約860ha、小麦が約170ha作付けされています。昨今の国際情勢の影響により国産麦の需要が高まっていることから、当普及センターでは、今後も高品質な麦の安定生産に向けて栽培支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
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